LAZER Blade+ AFを6年使ったレビュー|帽子を中にかぶる汗対策と、JCF公認の安心感【白・Mサイズ】

LAZER Blade+ AF(白)の左側面。LAZERロゴと黒いあご紐 モノと道具

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🚴 結論(30秒まとめ)

  • 2020年10月にAmazonで買ったLAZER Blade+ AF(白・Mサイズ)を、約6年使っています
  • 内側のラベルには LZB-181/BLADE+-AF/M/55-59cm/07/20 と印字。製造は2020年7月です
  • 私の使い方は少し変わっていて、普段使いのキャップ(綿64%・ポリエステル36%)をかぶってから、その上にヘルメットをかぶります。理由は汗をヘルメットの内側に直接付けたくないから
  • ヘルメットにはJCF APPROVED(日本自転車競技連盟の公認)シールが貼られています
  • ただし帽子との併用には注意点があります(後述)。ヘルメットは帽子を挟む前提で作られていません

自転車のヘルメットは2023年4月から努力義務になりましたが、「かぶると汗で蒸れる」「髪型が崩れる」という理由で敬遠されがちです。この記事では、1つのヘルメットを6年使ってきた実物の写真と、私なりの汗対策をそのままお見せします。

🪖 LAZER Blade+ AFという白いヘルメット

LAZER Blade+ AF(白)の左側面。LAZERロゴと黒いあご紐
左側面。白いシェルに黒のLAZERロゴ、あご紐は黒
LAZER Blade+ AF(白)の右側面
右側面。反対側にも同じLAZERロゴが入っています

LAZER(レイザー)はベルギーのヘルメットメーカーです。私が使っているのは Blade+ AF という白いモデルで、いわゆるロードバイク向けの形をしています。サイクリングや買い物でも問題なく使えています。

LAZER Blade+ AFを後ろから見たところ。上部に調整ダイヤル
後ろから。白い骨格の間に大きな開口部がいくつも空いています

見てのとおり、穴(ベンチレーション)がかなり多い形状です。夏場でも走っていれば風が抜けます。とはいえ、止まってしまえば汗はかきます。ここが後述する「帽子」の話につながります。

ヘルメット内側のラベル。LZB-181 BLADE+-AF M 55-59cm 07/20の表記
内側のラベル。型番・サイズ・製造年月がそのまま読めます

内側のラベルには LAZER/LZB-181/(BLADE+-AF)/M/55-59cm/07/20 と印字されています(出典※1)。07/20=2020年7月製造で、私が買ったのは同じ年の10月1日(Amazon)。つまり製造から6年あまり、購入から約5年10か月使い続けている個体です。

🔧 サイズ調整は後頭部のダイヤルで

LAZER Blade+ AFを真上から見たところ。黒と赤の調整ダイヤル
真上から。後頭部側(写真では左)に黒いダイヤルが見えます
後頭部の調整ダイヤルの接写。黒いつまみと赤いリング
ダイヤルの接写。黒いつまみに赤いリングが入っています

後頭部には黒いつまみのダイヤルが付いていて、回すと締め付け具合が変わります。工具はいりません。髪の量や、この後に出てくる「帽子を中に入れるかどうか」でも頭まわりの寸法は変わるので、その場で微調整できるのは実用上とても助かります

ヘルメット内側のEPSフォームと黒いパッド
内側。白い発泡素材(EPS)に黒い薄手のパッドが貼られています

夏場、走り終えたあとの汗が、ヘルメット内側のパッドに染み込むのが気になっていました。

紺色のキャップ(つば付き)
使っているのは、どこにでもある紺色のキャップ。タグの表示は綿64%・ポリエステル36%

サイクリング用のインナーキャップではなく、普段使いの紺色のキャップです。理由はひとつで、汗をヘルメットの内側に直接付けたくないから。ヘルメットの内装は簡単に洗えませんが、キャップなら洗濯機に放り込めます。

ヘルメットの内側に紺のキャップを入れた状態を下から見たところ
下から見たところ。キャップがヘルメットの内側にすっぽり収まっています
キャップを先にかぶり、その上からヘルメット。つばが前に出ます(画像:AI生成)
紺のキャップを中にかぶった状態のヘルメットを横から見たところ
横から見ると、キャップのつばが前に出ます

横から見ると、キャップのつばが前にはみ出します。日よけとしては悪くありませんが、見た目の好みは分かれるところだと思います。汗をかいた日はキャップだけ洗って干せばよく、ヘルメットの内側は6年経ってもそれほど汚れていません。

⚠️ 帽子を中にかぶるとき、私が必ずやっていること

ヘルメットは、中に帽子を挟むことを前提に設計されているわけではありません。だからこそ、私は次の手順を必ず踏んでいます。

  • 使うのは薄手のキャップです(写真のとおり、普段使いのもの)
  • キャップを入れるとそのぶん頭まわりの寸法が変わるので、後頭部のダイヤルで必ず締め直します
  • そのうえであご紐まで締めて、フィットを確認してから走り出します

キャップを入れた日は、その厚みのぶんヘルメットのかぶりが浅くなり、そのままでは緩みます。だから私は、かぶるたびに後頭部のダイヤルをひと締めして、頭を振ってもズレないことを確かめています。この一手間をしないなら、帽子を入れる方法はおすすめしません

なお、工事現場などで使う作業用ヘルメットの世界では、下に帽子をかぶるとヘルメットがずれたり脱げたりしやすくなるとして、注意が呼びかけられています(出典※2)。自転車用ヘルメットについて同じ注意を明記した公的資料は見つけられませんでした。ただ、「頭とヘルメットの間に物を挟めば、合わせたはずのサイズが変わる」という点は自転車用でも変わりません。だからこそ私は、先ほどの「ダイヤルの締め直し」を必ずセットにしています。

おでこが隠れる深さで、あご紐は首筋に沿わせる。これが正しいかぶり方です(画像:AI生成)

🛡️ このヘルメットの安全の裏付け

かぶって走るのが当たり前になれば、それが一番です(画像:AI生成)
見通しの悪い交差点。角の生垣で、お互いの姿が見えていません(画像:AI生成)
ヘルメットに貼られたJCF APPROVEDシール
後頭部寄りに貼られた「JCF APPROVED」のシール

私のヘルメットには 「JCF APPROVED」のシールが貼られています。JCFは日本自転車競技連盟のことです。

このシールがあると、安全なヘルメットなのか?

ここが一番知りたいところだと思います。答えを先に書くと、「自転車用として決められた試験に合格した製品です」という証です。

ヘルメットは、見た目が似ていても中身はまったく違います。自転車用として売るためには、次のような試験に通る必要があります(出典※3)。

  • 落として、頭に伝わる衝撃を測る試験——転んで頭を打ったとき、どれだけ衝撃を吸収できるか
  • あごひもを引っ張って、切れないか調べる試験——事故の瞬間にひもが切れれば、ヘルメットは飛んでいってしまいます
  • 転んだときに脱げないかを調べる試験——かぶっていても、当たる前に脱げれば意味がありません

この試験に合格した証として貼られるのがマーク(シール)です。日本で売られている自転車用ヘルメットでよく見かけるのは、次の2つ。

  • SGマーク——製品安全協会という団体が出しているもの。ホームセンターや量販店のヘルメットでよく見かけます
  • JCF APPROVED——日本自転車競技連盟が出しているもの。私のヘルメットに貼られているのがこれです

どちらが優れているという話ではなく、どちらも「自転車用として試験に通った」印です。国内大手のヘルメットメーカーであるOGK KABUTOも、自社製品にこれらのマークを貼ったうえで「自転車用ヘルメットを選ぶ際は、これらのマークをしっかり確認しましょう」と案内しています(出典※3)。

ですので、売り場で迷ったら、まずこのどちらかのマークが貼ってあるかを見てください。それだけで「自転車用として試験を受けた製品かどうか」が分かります。

逆に言うと、何のマークも付いていないヘルメットも売られています。見た目は自転車用そっくりでも、上に挙げたような試験を受けていません。頭を守る道具として買うのであれば、ここは確認しておきたいところです。

ただし、この一覧は更新されていくものです。実際に確認したところ、2025年の一覧に、私のBlade+ AFのような数年前のモデルはもう載っていませんでした。新しくヘルメットを買うなら購入前に一覧で型番を照合できますが、古いモデルの場合は、本体に貼られたシールそのものが公認の証になります。

ただし、シールがあれば絶対に安全、という意味ではありません。試験は決められた条件で行われるもので、あらゆる事故を想定できるわけではないからです。警察庁も「あごひもを確実に締める」ことを併せて案内しています(出典※5)。マークのある製品を選ぶ・正しくかぶる・強い衝撃を受けたら交換する——この3つが揃ってはじめて意味を持つものだと考えています。

なおSGマークとは別の制度ですので、混同しないようにここでは「JCF公認」と書いています。

🤔 そもそも、なぜヘルメットをかぶるのか

ここまで製品の話をしてきましたが、そもそもなぜかぶるのかを、警察庁が公表している数字で整理しておきます。私自身が6年かぶり続けている理由も、結局はここにあります。

① 自転車の事故は「自分が転ぶ」だけではない

令和7年の1年間で、自転車が関係した交通事故は67,470件起きています。そして警察庁によると——

  • 自転車の死亡・重傷事故で、相手方の約75%は自動車
  • 自転車と自動車の事故のうち、約55%が出会い頭の衝突
令和7年の自転車関連事故
67,470
死亡・重傷事故の相手
約75%が自動車
自動車との事故のうち
約55%が出会い頭

出会い頭というのは、見通しの悪い交差点で「気づいたときにはぶつかっていた」という形の事故です。どれだけ自分が安全運転をしていても、相手の車が飛び出してくる場面は防ぎきれません。ヘルメットが必要な理由は、まずここにあります。

相手への賠償という「お金の備え」については、別記事「自転車保険は家族型廃止後どう入る?家族全員×無制限カバーの答え」に詳しくまとめています。

② 亡くなる原因の多くは「頭」

転倒でヘルメットに残った擦り傷。この傷が、頭に付くはずだったものです(画像:AI生成)

自転車乗用中の事故で亡くなった方は、約5割が頭部に致命傷を負っています(警察庁)。腕や脚ではなく、頭が原因で亡くなっている方が半数ということです。

実数で言うと、令和3年から令和7年の5年間に自転車乗用中の事故で亡くなった1,679人のうち、877人(52.2%)は頭部が致命傷でした(出典※5)。半分以上です。

自転車の事故で亡くなった方の「致命傷を負った部位」
頭部 約5割
その他の部位
亡くなった方のおよそ半数が、頭のけがが原因です。腕や脚ではありません。(出典:警察庁)

自転車で転ぶ衝撃は、どれくらいなのか

自転車の速度は、街中でおよそ時速15〜20kmほど。数字だけ見ると「そんなに速くない」と感じるかもしれません。

ですが、時速20kmで頭から地面に当たるということは、物理的には「約1.6mの高さから頭を下にして落ちる」のとほぼ同じ速度になります(毎秒5.6m。自由落下の式で換算した値です)。1.6mは、大人の背丈とほぼ同じ高さです。

自分の身長ほどの高さから、受け身も取らずに、コンクリートに頭から落ちる——それが、自転車で転倒したときに頭に起きていることです。しかも相手が自動車なら、そこに車の速度が上乗せされます。

自転車で走る人と、高い位置から頭が落ちる様子を等号で並べた図解
自転車の時速20kmは、約1.6mの高さから頭が落ちるのと同じ速度です。1.6mは大人の背丈ほど(画像:AI生成)

腕や脚のけがと、頭のけがの決定的な違い

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

  • 腕や脚の骨折は、時間はかかっても治ります。ギプスをして、リハビリをして、また自転車に乗れるようになります
  • ですが頭のけがは、命に直結します。そして助かった場合でも、体の麻痺や言葉の障害、記憶や性格の変化といった後遺症が残ることがあります
  • 後遺症は、本人だけの問題では終わりません。介護が必要になれば、家族の生活も、仕事も、これからの計画も、その日を境に変わってしまいます

自転車で失うかもしれないものは、数千円ではなく、これからの人生のほうです。

③ かぶっているかどうかで、結果は変わっている

警察庁は、令和3年から令和7年までの5年間の合計として、次の数字を公表しています。

主に頭部を負傷した死者・重傷者のうち、ヘルメットを着用していなかった方の割合は、着用していた方の約1.7倍(着用12.5%に対し、非着用20.8%)

死者・重傷者のうち「頭部が主な損傷」だった人の割合
(令和3年〜令和7年の5年間合計・警察庁)
ヘルメットを着用していた
12.5%
着用していなかった
20.8%(約1.7倍)
かぶっていなかった人のほうが、重い結果になっている割合が高い——これが5年分のデータです。

つまり「かぶっていれば必ず助かる」ではないけれど、「かぶっていない人のほうが、重い結果になっている」という事実が、5年分のデータとして出ているということです。

かぶる場合/かぶらない場合の違い

ヘルメットをかぶるかぶらない
転倒・衝突したとき衝撃吸収材が変形して衝撃を受け止める(自転車用は衝撃吸収性能の試験をクリアしている)頭蓋骨が路面やクルマに直接当たる
統計上の位置づけ頭部を負傷した死者・重傷者に占める割合が相対的に低い着用者の約1.7倍
法律上の扱い努力義務を満たしている罰則・反則金はなし(2026年4月開始の自転車の「青切符」でも対象外※6)
費用数千円〜(私のものは6年使えています)0円
やり直し頭部のけがは、やり直しがきかない

罰則がないので、かぶらなくても誰にも怒られません。それでも私がかぶり続けているのは、「取り返しがつかない部分」だけは、数千円で備えられるうちに備えておきたいと考えているからです。汗をかいてまでキャップを中に仕込む工夫をしているのも、結局は「かぶり続けられる形」を探した結果でした。

制度としての位置づけ(2023年4月から)

着用の位置づけ令和5年(2023年)4月1日から、全ての自転車利用者にヘルメット着用の努力義務(罰則はありません)
頭部のけが自転車乗用中の事故で亡くなった方は、約5割が頭部に致命傷
着用の有無主に頭部を負傷した死者・重傷者のうち、非着用の方の割合は着用の約1.7倍(令和3年〜令和7年の5年間合計)
選び方警察庁は「努めてSGマークなどの安全性を示すマークの付いたものを使い、あごひもを確実に締める」よう案内しています

なお、ヘルメットは自分の頭を守る道具です。相手にけがをさせてしまったときの賠償までは守ってくれません。そちらは自転車保険の領分ですので、あわせて確認しておくと安心です(記事末尾にまとめてあります)。

🛒 では、何を買えばいいのか

売り場では、内側に安全基準のマークが貼られているかを確認します(画像:AI生成)

ここまで読んで「じゃあ何を買えばいいのか」と思われた方に、選び方をまとめておきます。難しく考える必要はありません。

  • SGマークかJCF APPROVEDのどちらかが付いていること——これが最低条件です
  • サイズが頭に合っていること——私のものは55〜59cmのMサイズ。後頭部にダイヤルが付いているタイプなら、かぶってから微調整できます
  • ベンチレーション(穴)が多いこと——夏場の使用を考えるなら、風の抜けは効きます
  • あご紐が調整しやすいこと——「あごひもを確実に締める」ことは警察庁も案内しています

私が6年使っている LAZER Blade+ AF は現在では旧モデルにあたりますが、同じLAZERの後継モデルや、同じような形の製品であれば、上の条件は満たせます。

あわせて用意しておくと快適なもの

この記事でご紹介した「キャップを中にかぶる」使い方をされるなら、自転車用の薄手インナーキャップという選択肢もあります。私は普通のキャップを使っていますが、はじめから中にかぶる前提で作られたものなら、厚みの心配がありません。

ヘルメットは、買って終わりではなく「かぶり続けられるかどうか」がすべてです。蒸れるから、髪型が崩れるから、面倒だから——そういう理由で使わなくなってしまえば、どんなに良い製品でも意味がありません。私が6年続けられているのは、洗えるキャップを一枚挟むという、それだけの工夫があったからでした。

▼ つば付きの薄手がお好みの方には、自転車用のサイクルキャップという選択肢もあります。

❓ よくある質問

6年使ったヘルメットは買い替えるべきですか?

ヘルメットには使用年数の目安が設けられていることが多く、私のように長く使っている場合は買い替えの検討対象になります。正確な交換時期は製品ごとに異なりますので、お使いのメーカーの案内をご確認ください。なお強い衝撃を受けたヘルメットは、見た目に異常がなくても交換が原則です。

帽子の上からヘルメットをかぶっても大丈夫ですか?

ヘルメットは帽子を挟む前提の設計ではないため、ズレやすくなる点は理解したうえで使う必要があります。薄手のものを選び、あご紐まで締めてフィットを確認するのが最低条件です。心配な方は自転車用の薄手インナーキャップをおすすめします。

ヘルメットをかぶらないと罰則がありますか?

いいえ。2023年4月1日からの規定は努力義務で、未着用そのものに罰則や反則金はありません。2026年4月から始まった自転車の交通反則通告制度(いわゆる青切符)でも、反則金の対象は信号無視などの違反行為で、ヘルメット非着用は対象になっていません(出典※6)。

📖 出典

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