【1年4ヶ月使用レビュー】TRUSCO カルティオ MPK-720-W|マンションで重い荷物を静かに運べる台車を探している方へ

モノと道具

「また水が届いてる…」

宅配ボックスの通知を見るたびに、正直なところ少し憂うつな気持ちになっていました。

2リットルのペットボトルが8本入った段ボール。重さにして約16kg。これを宅配ボックスから自宅まで運ぶのが、地味に大変だったんです。

私が住んでいるマンションは、宅配ボックスから玄関までそれなりの距離があります。エレベーターに乗って、廊下を歩いて、玄関まで。その間ずっと16kgを抱えているわけです。

途中で何度も持ち替えながら、廊下をよたよた歩く。玄関に着く頃には腕がパンパン。そして、運んだ翌日に腰が重くなっていることに気づく。そんなことが続いていました。

「台車があれば楽になるかもしれない」

ふとそう思ったものの、すぐには行動に移せませんでした。

だって、台車ですよ。引っ越し業者が使うもの、というイメージが強かったんです。普通の家庭で台車を買うなんて、なんだか大げさな気がして。

それに、マンションの廊下で台車を押している姿を想像すると、ちょっと恥ずかしい気持ちもありました。「あの人、台車なんか使ってる」と思われないだろうか、と。

そんなある日、たまたまテレビで目にしたCMがありました。

TRUSCO(トラスコ)のカルティオという台車のCMです。

印象に残ったのは「静かさ」をアピールしていたこと。「静かな台車」という言葉が、マンション住まいの私にとってはとても魅力的に聞こえました。

廊下で「ガラガラ」と音を立てて走らせるのは、さすがに気が引ける。でも、静かな台車なら…。

CMを見た印象が良かったので、他のメーカーの台車は調べずに、カルティオに決めました。

それが、TRUSCO カルティオ MPK-720-W(白)です。

2024年9月に購入してから、もう1年4ヶ月。この記事では、実際に使い続けてきたからこそわかった「良い点」と「正直な気になる点」を、写真11枚とともにお伝えします。

購入から1年4ヶ月経った今の姿。オレンジ色のハンドルバーがアクセントになっています

なぜ「カルティオ」を選んだのか

正直に言うと、他の台車と比較検討したわけではありません。

決め手は、TVCMで見た「静かさ」のアピール。それだけでした。

マンションの廊下は音が響きやすいもの。深夜でなくても、「ガラガラ」という大きな音を立てて歩くのは気が引けます。

CMで「静かな台車」と言っていたカルティオなら、近所迷惑にならないかもしれない。そう思って、他のメーカーの台車は一切調べずに購入を決めました。

いま振り返ると、もう少し比較検討しても良かったのかもしれません。でも、結果的にはこの選択で満足しています。

購入後に知った、カルティオの実績

購入してから調べてわかったことがあります。

このカルティオ、実は騒音値35.5dBという数字を公式に掲げていました。35.5dBというのは、「AA地域」と呼ばれる病院や福祉施設があるエリアの夜間基準を満たす静かさだそうです。

ハンドルバーに貼られた仕様ラベル。「騒音値35.5dB」「AA地域に該当」と書かれています。この数字の意味を購入後に知りました

仕様ラベルをよく見ると、「メッシュ天板で音が反響しにくい」という図解もありました。荷台がフラットな板ではなく、リブ(凹凸)構造になっているおかげで、床からの音が抜けて反響しにくいとのこと。

また、カルティオは2009年にグッドデザイン賞を受賞。さらに2022年にはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞まで受賞しています。

ロングライフデザイン賞というのは、「10年以上にわたって人々に愛され続けるデザイン」に贈られる賞です。トラスコ中山のプレスリリースによると、累計販売台数は60万台以上

60万台。この数字を見たとき、「TVCMの印象だけで選んだけど、間違いじゃなかったんだな」と少し安心しました。

購入情報と基本スペック

私が購入した情報

購入日:2024年9月30日(月)
購入先:楽天市場
購入価格:9,644円(税込)
使用期間:1年4ヶ月(2024年9月〜2026年2月現在)
使用頻度:月1回程度(水の配達のタイミングで使用)

9,644円という価格、台車としては高い部類だと思います。

正直、購入ボタンを押すときは少し躊躇しました。「台車に1万円近く出すの?」という気持ちがあったからです。

でも、毎月16kgの水を手で運ぶストレスを考えると、「まあ、いいか」と思えました。

TRUSCO カルティオ MPK-720-W の仕様

項目仕様私の感想
品番MPK-720-WWはホワイト(白)の意味
均等荷重200kg水ケース1箱(16kg)なら余裕すぎる
荷台サイズ780mm × 490mm水ケースを載せても余白がある
荷台の高さ162mm荷物を載せやすい高さ
ハンドル高さ900mm身長170cmの私でちょうどいい
キャスター径100mmマンションの段差も越えやすい
騒音値35.5dB後述しますが、無音ではないです
本体重量約8.4kg持ち上げると「重っ」と思う
材質(車輪)エラストマー樹脂床にタイヤ痕がつかない
製造国日本MADE IN JAPANの安心感

荷台には「最大積載荷重 均等荷重200kg」の刻印。16kgなんて軽々です

1年4ヶ月使ってわかった5つのこと

1. 確かに静か。ただし「無音」ではない

CMで「静か」とアピールしていた通り、一般的な台車のイメージよりはかなり静かです。

ただし、ここは正直にお伝えしなければなりません。

音は出ます。無音ではありません。

キャスターが床を転がる「コロコロ…」という低い音は聞こえます。特に、16kgの水ケースを載せた状態では、荷重がかかる分だけ走行音も大きくなります。

「静音台車」という言葉から「まったく音がしない」と想像していた方は、少しがっかりするかもしれません。

ただ、金属製の台車が立てる「ガラガラガラ」という甲高い音とは、明らかに違います。カルティオの音は、低くて控えめ。マンションの廊下を通っても、「これなら許容範囲かな」と思える程度の音です。

私は深夜の使用はさすがに避けていますが、日中から夜21時くらいまでの時間帯なら、特に気にせず使っています。

2. 荷台が広くて、雑に載せても安定する

荷台のサイズは780mm × 490mm。

この広さ、実際に使ってみると「ちょうどいい」と感じます。

上から見た様子。2Lの水ケースを載せても、周りに余白があります

2Lの水ケースを載せると、周りに余白が残ります。この余白のおかげで、荷物を真ん中に正確に置かなくても大丈夫なんです。

宅配ボックスから荷物を取り出すとき、正直、丁寧に置いている余裕はありません。16kgの段ボールを持ち上げて、「だいたいこの辺」にポンと置く。それで安定してくれるのが、地味にありがたいポイントです。

荷台が狭い台車だと、荷物の位置がずれるとバランスが崩れそうで怖いですよね。カルティオは、多少雑に載せても傾いたりしません。

横から見た状態。

荷台の高さが162mmというのも、使いやすさに関係しています。床に置いた段ボールを持ち上げて、荷台に載せる。この動作がスムーズにできる高さです。

3. ハンドルの高さが「ちょうどいい」

正面から見たハンドルバー。オレンジ色のパネルには「TRUSCO KARTIO」のロゴ

台車を押すとき、ハンドルが低すぎると前かがみになってしまいます。前かがみの姿勢で重い荷物を押すと、腰に負担がかかるんですよね。

カルティオは背筋を伸ばしたまま押せるので、宅配ボックスから玄関までの移動でも疲れにくいです。

「台車を買ったのに、押していて疲れる」となったら本末転倒ですから、このハンドルの高さは大事なポイントだと思います。

4. 折りたたんで玄関に立てかけられる

台車を買う前に一番気になっていたのが、収納場所でした。

「台車なんて、どこに置くの?」

この疑問、同じように思っている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、私は玄関に立てかけて収納しています。

ハンドルを折りたたんで立てた状態。自立するので、壁に軽く立てかけておくだけでOK

カルティオは、ハンドル部分を折りたたむことができます。折りたたんだ状態で自立してくれるので、壁に軽く立てかけておくだけで大丈夫。

思っていたより場所を取らない、というのが正直な感想です。

正面から見ると、ハンドルがきれいに荷台に重なっています

ただし、荷台のサイズが780mm×490mmあるので、極端に狭い玄関だと厳しいかもしれません。購入前に、玄関のどこに置けそうかイメージしておくことをおすすめします。

5. 1年4ヶ月使っても、ガタつきなし

月1回程度の使用で、1年4ヶ月。

キャスターのガタつきも、ハンドルの緩みも、一切ありません。

荷台の裏面。リブ構造がしっかり入っていて、キャスターはボルトでがっちり固定されています

裏面を見ると、キャスターの取り付け部分にしっかりボルトが打ち込まれています。荷台の裏側には、リブ(補強用の凹凸)がびっしり。

「200kgまで載せられる」という耐荷重は、この頑丈な作りに裏付けられているんだな、と実感しました。

9,644円という価格は、台車としては高い部類です。でも、1年4ヶ月使って壊れる気配がまったくないことを考えると、長く使える品質に投資したのは正解だったと思っています。

仕様ラベルには「MADE IN JAPAN」の文字。日本製という安心感も、購入の後押しになりました。

使ってみて気づいた細かいポイント

持ち運び用の取っ手がついている

荷台の前面に、持ち運び用の取っ手がついています。

荷台前面の取っ手。指がしっかり入る大きさです

私自身は台車を持ち運ぶ機会があまりないのですが、「あると便利な機能」だと思います。車に積み込むときや、階段を上り下りするときに役立ちそうです。

荷台に滑り止めがついている

荷台の中央部分には、滑り止めのゴムがついています。

段ボールを載せたときに滑りにくくなっているようです。実際、水ケースを載せて廊下を移動しても、荷物がズレたことはありません。

後ろから見た全体像。ハンドルバーの「TRUSCO」ロゴと、白い荷台のコントラストがきれいです

キャスターは4輪すべてが自在輪

カルティオのキャスターは、4輪すべてが360度回転する「自在輪」です。

これのおかげで、狭い場所での方向転換がスムーズ。エレベーターの中で向きを変えるときも、ストレスなく動かせます。

購入前に気になりそうなこと

私自身が購入前に気になっていたこと、そして実際に使ってみてわかった答えをまとめます。

Q. マンションで使って、近所迷惑にならない?

A. 一般的な台車よりは静かですが、無音ではありません。

「コロコロ…」という走行音は出ます。特に荷物を載せた状態では、それなりに音がします。

私は深夜の使用は避けていますが、日中から夜にかけての時間帯なら問題ないと感じています。1年4ヶ月使っていますが、近所からクレームが来たことはありません。

Q. 収納場所に困らない?

A. 折りたたんで立てかけられるので、玄関の隅に置けます。

私は玄関に立てかけて収納しています。折りたたんだ状態で自立するので、壁に軽く立てかけておくだけで大丈夫です。

ただし、荷台が780mm×490mmあるので、極端に狭い玄関だと厳しいかもしれません。購入前にサイズを確認しておくことをおすすめします。

Q. 約1万円の価値はある?

A. 重い荷物を運ぶ機会がある方には、十分価値があると思います。

私の場合、水のケース(約16kg)を手で持って運ぶストレスから解放されました。腕がパンパンになることも、翌日に腰が重くなることもなくなりました。

この快適さを考えると、9,644円という価格は妥当だったと思っています。

Q. 本体が重くない?

A. 正直、8.4kgは持ち上げると重いです。

折りたたんで収納場所に運ぶとき、「よいしょ」と持ち上げる必要があります。軽々と片手で持てる重さではありません。

ただ、普段の使用では床の上を転がすだけなので、重さはあまり気になりません。

正直に伝えたい「気になる点」と「良かった点」

良いところばかり書いても信頼性がないので、まずは気になる点から正直にお伝えします。

気になった点

△ 本体が重い(約8.4kg)

これが一番の気になるポイントです。

折りたたんで収納場所に運ぶとき、「よいしょ」と持ち上げる必要があります。8.4kgは、片手で軽々と持てる重さではありません。

ただ、この重さが耐荷重200kgの頑丈さにつながっているとも言えます。軽さと頑丈さはトレードオフなので、仕方のない部分かもしれません。

△ 荷物を載せると走行音がする

「静音台車」と聞いて「無音」をイメージしていると、少しがっかりするかもしれません。

荷物を載せた状態では、「コロコロ…」という走行音が出ます。無負荷時よりも、荷重がかかっている分だけ音は大きくなります。

それでも、一般的な台車の「ガラガラ」という音に比べれば、ずっと控えめです。

△ 価格がやや高め

9,644円は、台車としては高い部類です。

ただ、1年4ヶ月使って壊れる気配がないので、長く使えることを考えればコスパは悪くないと感じています。

良かった点

✓ 一般的な台車より静か
TVCMで見た通り、静粛性は高いです。マンションの廊下を通るときの気兼ねが、かなり減りました。

✓ 荷台が広くて載せやすい
780mm×490mmの広さは、水ケースを載せても余裕があります。雑に載せても安定してくれるのがストレスフリー。

✓ 腰への負担が減った
16kgの荷物を手で持って歩いていた頃と比べると、体への負担が全然違います。腕がパンパンになることも、翌日に腰が重くなることもなくなりました。これが一番大きな変化でした。

✓ 折りたたんで立てかけ収納できる
使わないときは玄関に立てかけておける。思っていたより場所を取りません。

✓ 日本製の耐久性
1年4ヶ月使っても、ガタつきや劣化なし。長く使える安心感があります。

✓ デザインが悪くない
白い荷台とオレンジのハンドルの組み合わせは、玄関に置いていても違和感がありません。グッドデザイン賞を受賞しているだけあって、見た目の印象は悪くないです。

こんな方におすすめ・こんな方は見送りを

◎ おすすめしたい方

宅配ボックスから重い荷物を運ぶ機会がある方
水のケースを手で運んでいた私には、本当に助かる買い物でした。16kgの荷物を抱えて廊下を歩くストレスから解放されます。

マンション住まいで「音」を気にする方
完全無音ではありませんが、一般的な台車よりは静かです。廊下を通るときの気兼ねが減ります。

腰への負担を減らしたい方
重いものを持ち上げる機会が減ります。台車に載せて押すだけなので、体への負担が軽くなります。

長く使える品質を求める方
日本製、グッドデザイン賞受賞、累計60万台の販売実績。1年4ヶ月使っても壊れる気配がありません。

△ 見送った方がいいかもしれない方

・台車自体を頻繁に持ち運びたい方
 本体8.4kgは、持ち上げるとそれなりに重いです。

・極端に狭い玄関で、収納スペースがない方
 荷台が780mm×490mmあるので、それなりのスペースが必要です。

・完全無音を求める方
 荷物を載せると「コロコロ…」という音は出ます。

まとめ|「台車なんて大げさ」と思っていた自分に教えてあげたい

TRUSCO カルティオ MPK-720-Wを1年4ヶ月使ってきて、買ってよかったと思っています。

購入前は「台車に1万円も出すの?」「台車なんて大げさじゃない?」と躊躇していました。

でも実際に使ってみると、宅配ボックスから部屋までの荷物運びが、まったく苦にならなくなったんです。

16kgの水ケースを抱えて、廊下をよたよた歩く。腕がパンパンになる。翌日、腰が重い。そういったストレスから解放されました。

今では、宅配ボックスに水が届いていても「また届いてる…」と憂うつになることはありません。台車を持っていって、荷物を載せて、押して帰るだけ。それだけのことなのに、気持ちがこんなに楽になるとは思いませんでした。

正直、もっと早く買えばよかったです。

マンションで重い荷物を運ぶ機会がある方、腰への負担を減らしたいと思っている方に、心からおすすめできる台車です。

台車選びで迷っている方の参考になれば嬉しいです。

出典・参考情報

この記事の製品情報は、以下の公式情報を参考にしています。

・トラスコ中山株式会社 プレスリリース「累計60万台販売!大人気台車 『TRUSCO 軽量樹脂製運搬車 “カルティオ” 』新型発売!」(2024年1月)
https://www.trusco.co.jp/press/2024/01/60-1.html

・トラスコ中山株式会社 プレスリリース「2022年度 グッドデザイン賞/ロングライフデザイン賞」4品目が受賞!(2022年10月)
https://www.trusco.co.jp/press/2022/10/2022-2022.html

・公益財団法人日本デザイン振興会「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」について
https://www.g-mark.org/apply/longlife

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