「電車をたくさん見せてあげたい。でも小さい子を連れて、線路際でずっと立っているのは大変……」。そんなときにぴったりなのが、尾久(おく)の車両基地を上から見渡せる上中里さわやか橋です。屋根付きで、エレベーターでそのまま上がれるので、ベビーカーでも安心。橋の上からは、ずらりと並んだ電車と、遠くのスカイツリーまで一望できます。

上中里さわやか橋ってどんな場所?
上中里さわやか橋は、尾久の広い車両基地をまたぐ歩行者用の跨線橋(こせんきょう)です。アーチ型の屋根で全体が覆われていて、両側は大きなガラス窓。窓の上には子どもたちが描いた絵が飾られていて、明るい雰囲気です。通路は広く、中央に点字ブロックが通っています。雨の日でもぬれずに電車を眺められます。

子連れにうれしい3つのポイント
① エレベーターで上がれる
さわやか橋にはエレベーターが付いています。階段を使わずに上がれるので、ベビーカーや小さなお子さん連れでも安心です。

② 屋根付きで、雨でも大丈夫
通路全体が屋根で覆われているので、急な雨でもあわてず電車を眺められます。
③ 朝から夜まで開いている
上中里さわやか橋が通れるのは6:00〜22:00。日中のおでかけなら、開いている時間にいつでもゆっくり電車を眺められます。

橋から見える鉄道の景色
さわやか橋のいちばんの魅力は、なんといっても尾久の車両基地を上から見下ろせること。何本もの線路がカーブを描いて広がり、たくさんの電車が停まっています。

停まっているのは、宇都宮線・高崎線・上野東京ラインでおなじみのE231系・E233系といった近郊電車(オレンジと緑の帯)や、線路を保守する黄色い事業用車など。タイミングが合えば、本線を走り抜ける電車も見られます。


本線を行き交う電車も、橋の上から見下ろせます。カーブを曲がっていく姿や、まっすぐ伸びる線路の眺めは、ここならではです。


さらに、奥の高架は東京〜大宮を結ぶ新幹線の区間。ここは東北・北海道・上越・北陸新幹線がすべて通る、JR東日本の新幹線が勢ぞろいする区間です。だから、はやぶさ(E5系)・こまち(E6系)・とき・かがやき(E7系)など、さまざまな新幹線を見られるチャンスがあります。在来線と新幹線の両方を一度に楽しめるのも、このスポットの大きな魅力です。

尾久車両センターで見られるおもな車両
尾久車両センターは、たくさんの車両が在籍・出入りする基地です。日によって見られる車両は変わりますが、たとえば次のような車両がいます。
- TRAIN SUITE 四季島(E001系)……当センターを基地とする豪華クルーズトレイン
- E231系・E233系……宇都宮線・高崎線・上野東京ラインでおなじみの近郊電車
- 黄色い保線用の車両(事業用車)……線路を守るメンテナンスの車両
尾久は「四季島」の基地|運がよければ四季島にも会える
じつは、JR東日本の豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」(E001系・10両)は、この尾久車両センターが基地(所属)です。上野駅を発着し、ふだんは尾久で休んでいます。そのため、旅に出ていないタイミングなら、さわやか橋から四季島の姿を見られることがあります。
ただし、四季島は毎日見られるわけではありません(運行や入れ替えで位置が変わります)。「会えたらラッキー」くらいの気持ちで探してみてください。
アクセスと、行く前に知っておきたいこと
- 場所:上中里さわやか橋(東京都北区上中里/尾久車両センター隣接)
- アクセス:JR上中里駅(京浜東北線)から徒歩約6分、JR尾久駅(宇都宮線・高崎線)から徒歩約8分、都電荒川線 梶原駅から徒歩約4分。
- 利用可能時間:6:00〜22:00
- 設備:エレベーターあり/屋根付き(雨天可)
- 料金:無料(通り抜けできる公共の跨線橋)
橋の近くには「上中里銀座商店会」の通りがあります。

※「尾久車両センター」は普段は中に入れない施設で、さわやか橋は外から眺めるスポットです。線路や車両基地の敷地には立ち入らず、橋の上から楽しみましょう。
まとめ
上中里さわやか橋は、エレベーターで上がれて屋根付き、利用時間は6:00〜22:00。尾久の車両基地とスカイツリーを一度に見渡せる、子連れにやさしい鉄道スポットです。お子さんと電車を眺めに、ぜひ足を運んでみてください。
じつはこの日は、都電おもいで広場・荒川車庫前から歩いてきました(徒歩約15分)。都電を見て、さわやか橋で電車を見下ろす——子鉄さんぽの“はしごコース”にもぴったりです。

