【王子駅すぐ・入園無料】飛鳥山公園は新幹線も都電もモノレールも見える子鉄スポット

飛鳥山公園の展望広場から見た東北新幹線。緑のE5系はやぶさと赤いE6系こまちが連結して高架を走る 子鉄・鉄道スポット

「電車をたくさん見せてあげたい。できれば、いろんな種類を一度に」。そんな子鉄のお出かけにぴったりなのが、東京都北区の飛鳥山(あすかやま)公園です。JR王子駅を出てすぐ、入園は無料。高台の展望広場からは新幹線と在来線を見下ろせて、王子駅前の道路には都電が走り、園内には無料のモノレールまで。新幹線・在来線・路面電車・モノレールが、ぜんぶ一か所でそろう、ちょっとよくばりなスポットです。

🚆 結論(30秒まとめ)

  • 王子駅すぐ・入園無料。展望広場から新幹線(E5系はやぶさ・E6系こまち/E7系)と在来線(京浜東北線ほか)が見下ろせます
  • 王子駅前では都電荒川線(東京さくらトラム)が道路を走行。「飛鳥大坂」の急勾配(66.7パーミル)を上り下りするのも見どころ
  • ふもとと山上を行き来できる無料のモノレール「アスカルゴ」(定員16名・片道約2分・10〜16時)
  • 新幹線・在来線・都電・モノレールが一か所でそろう、子鉄のよくばりスポット
  • 上中里さわやか橋とセットで回るのもおすすめ
飛鳥山公園の展望広場から見た東北新幹線。緑のE5系はやぶさと赤いE6系こまちが連結して高架を走る
展望広場から。緑のE5系「はやぶさ」と赤いE6系「こまち」の連結

展望広場から新幹線と在来線が見える

飛鳥山は名前のとおり小高い丘。園内の展望広場まで上がると、すぐ下を走る京浜東北線や宇都宮線・高崎線などの在来線と、その奥の高架を走る新幹線を、上から見下ろせます。王子のあたりは、在来線と新幹線が何本も集まって走る場所なので、待っているといろいろな電車が次々にやってきます。

飛鳥山公園の展望広場から見た、白い車体に銅色と青のラインが入ったE7系新幹線が高架を走る様子
白に銅色と青のラインが入ったE7系(上越・北陸新幹線)も

この日、展望広場から見えた電車は——

  • 東北新幹線 E5系「はやぶさ」(緑)+E6系「こまち」(赤)の連結
  • E7系(白に銅色と青のライン。上越・北陸新幹線)
  • 京浜東北線(水色の帯のE233系)
  • そのほか、宇都宮線・高崎線などの在来線
飛鳥山公園の展望広場から見下ろした、水色の帯の京浜東北線E233系が在来線の線路を走る様子
水色の帯の京浜東北線(E233系)
飛鳥山公園の展望広場から見た、街並みを抜けていく線路。遠くに都電荒川線(路面電車)の緑の車両が見える
展望広場からは、街のむこうを走る都電荒川線(路面電車)の姿も見えました

王子駅前を走る都電荒川線(東京さくらトラム)

モノレール乗り場のあたりから道路を見下ろすと、今度は都電荒川線(東京さくらトラム)が走っていきます。この王子駅前〜飛鳥山は、荒川線で唯一、路面電車が自動車と同じ道路の上を走る「併用軌道」の区間。しかも「飛鳥大坂(あすかおおさか)」と呼ばれる急な坂で、都電が道路の急な勾配を登り降りする姿を間近で見られます。勾配は66.7パーミル(1000m進むと約67m上がる坂)で、かつての信越本線・碓氷峠と同じ急さ。安全のため上りは時速15km・下りは時速10kmとゆっくり走るので、坂に挑む都電をじっくり観察できます。

王子駅前の道路を走る、城北信用金庫のピンク色ラッピングの都電荒川線の車両
城北信用金庫ラッピングのピンクの都電
王子駅前の道路を走る、緑色のレトロ調デザインの都電荒川線7700形の車両
緑色のレトロ調車両(7700形)

この日は、ピンク色(城北信用金庫のラッピング)の車両と、緑色のレトロ調車両(7700形)が走っていました。都電は本数が多いので、少し待てば次の一台に会えます。

無料で乗れるモノレール「あすかパークレール(アスカルゴ)」

飛鳥山公園には、王子駅側のふもと(公園入り口駅)と山上(山頂駅)を行き来できる無料のモノレールがあります。正式名称は「あすかパークレール」、愛称は「アスカルゴ」(飛鳥山+エスカルゴ)。2009年から運行しています。坂道や階段を上らずに公園の上まで行けるので、ベビーカーや小さなお子さん連れにうれしいのはもちろん、階段の上り下りがつらいときにも助かります。

斜面のレールをのぼる飛鳥山公園モノレール、アスカルゴのカプセル型車両
斜面をのぼるアスカルゴの車両

あすかパークレール「アスカルゴ」のきほん(東京都北区の公式サイト・園内の案内看板より)

  • 料金:無料
  • 定員:16名
  • 片道:約2分
  • 運行時間:午前10時〜午後4時
  • ご利用上の注意:乗車中・待ち時間の喫煙・飲食はご遠慮/ペットを連れての乗車は不可/自転車・バイク等の持ち込み不可/悪天候の場合は運行中止のことあり
  • 点検・運休:毎月第一木曜(4月のみ第三木曜)は午前10時〜正午が運休。7月の第一木曜は年次点検で終日運休。年末年始(12月29日〜1月3日)も運休
飛鳥山公園モノレールの案内看板。定員16名、片道約2分、料金無料、利用上の注意
モノレールの山頂駅で見た案内看板。定員16名・片道約2分・料金無料

花見やイベントのときは混みあうので、乗るまで待つこともあります。この日も、乗車まで10分ほど待ちました。でも、乗り場からは王子の街並みや、高架を走る新幹線・電車がよく見えるので、待ち時間の暇つぶしにぴったり。順番を待ちながら、親子で電車ウォッチングを楽しめます。

モノレール乗り場から見た王子の街並みと、高架を走る電車
モノレール乗り場からの眺め。王子の街並みと、高架を走る電車が見えます
飛鳥山公園モノレール乗り場から見た、高架を走る白い車体のE7系新幹線
乗り場からは、高架を走るE7系新幹線もよく見えました

アスカルゴは、1本のレールの上を自走する斜行式のモノレール(レール延長48メートル、傾斜角度は約24度、標高差17.4メートル)。窓の外には、木々の間を下っていくレールと、その先の明治通り(都電が走る道)が見えて、まるで小さなケーブルカーのよう。ゆっくり斜面を上り下りする途中の眺めも、子鉄さんには見どころです。

飛鳥山公園モノレール、アスカルゴの車内から見た、斜面を下っていくレールとその先の明治通り
車内から。木々の間を下っていくレールと、その先の明治通り(都電が走る道)が見えます
飛鳥山公園モノレールのレールが斜面をカーブしながら続く様子。車窓の外の緑
レールはゆるやかにカーブしながら斜面を上り下り。車窓の緑も気持ちのよい眺めです
あすかパークレール、アスカルゴの車内。ガラス張りで前方の景色が見える座席
山頂駅から下って、公園入り口駅に着いたところ。ガラス張りの車内から前方の景色がよく見えます

実際に乗ってみると、揺れもなくスムーズ。スピードがゆっくりなので、のんびりと楽しめました。

アクセスと、行く前に知っておきたいこと

  • 場所:飛鳥山公園(東京都北区王子)/入園無料
  • 最寄り駅:JR王子駅 中央口すぐ。東京メトロ南北線 王子駅、都電荒川線 飛鳥山停留場も近くです。
  • モノレール「アスカルゴ」:無料・午前10時〜午後4時・片道約2分
  • はしごコース:上中里さわやか橋からは、都電荒川線(梶原駅→王子駅前)で行けます(さわやか橋から梶原駅は徒歩約4分)。歩いても約15分(約1.1km)です。

🗺️ この日のルート:JR王子駅 中央口 → 展望広場(電車が見えるスポット)→ 山頂駅(アスカルゴ乗り場)→ 帰りはアスカルゴで公園入り口駅へ下る。今回はたまたまこの順で回りました(どう回るかは人それぞれ・お好みで)。飛鳥山公園は王子駅のすぐ隣。下の地図で場所を確認でき、地図内の「経路」ボタンから現在地からの道順も出せます。

JR王子駅の中央口。飛鳥山公園の最寄り駅
最寄りはJR王子駅 中央口
飛鳥山公園の展望広場へ向かう園内の遊歩道
園内の遊歩道。展望広場へはこの道を進みます

この日は上中里さわやか橋とはしご|都電で移動しました

この日は、尾久の車両基地を見下ろせる上中里さわやか橋を楽しんだあと、同じ日にそのまま飛鳥山公園へ。移動は、さわやか橋の最寄り・都電荒川線の梶原駅から、都電に乗って王子駅前まで。ゴトゴト走る都電の車窓も、子鉄にはうれしい“ちょい乗り”です。さわやか橋で在来線と四季島を眺め、都電にゆられて、飛鳥山で新幹線とモノレール——一日で「見られる電車」も「乗れる電車」もぐっと欲張れるコースになりました。

まとめ

  • 飛鳥山公園は王子駅すぐ・入園無料。展望広場から新幹線(E5系はやぶさ・E6系こまち/E7系)と在来線(京浜東北線ほか)が見下ろせます。
  • 王子駅前では都電荒川線(東京さくらトラム)が道路を走る姿を間近で見られます。
  • ふもとから山上へは無料のモノレール「アスカルゴ」(定員16名・片道約2分・10〜16時)。ベビーカーや小さな子連れにうれしい設備。
  • 新幹線・在来線・都電・モノレールが一か所。上中里さわやか橋とセットで、子鉄のお出かけにおすすめです。
  • 東京で電車・新幹線が見える場所は 【入場無料】東京で電車・新幹線が見えるスポット&車両基地まとめ にも一覧しています。

❓ よくある質問(FAQ)

Q. アスカルゴ(飛鳥山公園のモノレール)は何時から乗れますか?料金はかかりますか?
A. 運行時間は午前10時〜午後4時で、料金は無料です(定員16名・片道約2分)。毎月第一木曜(4月のみ第三木曜)の午前10時〜正午と、7月の第一木曜(終日)、年末年始(12月29日〜1月3日)は点検などで運休します(2026年7月時点。最新情報は東京都北区の公式サイトをご確認ください)。

Q. 飛鳥山公園はベビーカーでも行けますか?
A. 行けます。ふもとの「公園入り口駅」から山上までは無料のモノレール「アスカルゴ」で上がれるので、坂道や階段を上らずに展望広場のあるエリアまで行けます。

📌 出典・参考

  • あすかパークレール「アスカルゴ」の運行時間・料金・定員・点検運休・施設概要:東京都北区 公式サイト「あすかパークレール『アスカルゴ』」および園内の案内看板(2026年7月時点。最新情報は公式サイトをご確認ください)。
  • 都電荒川線「飛鳥大坂」の急勾配(66.7パーミル)・王子駅前〜飛鳥山の併用軌道:東洋経済オンライン、東京とりっぷ ほか鉄道メディアの資料を参考にしています。
  • 本記事の電車・都電・モノレール・景色の写真は、すべて筆者が現地で撮影したものです。

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