綾瀬駅の改札を出てすぐ、高架下の商業施設「M’av 綾瀬リエッタ(マーヴ綾瀬リエッタ)」の一角に、「立ち食い蕎麦 酒処 稜(かど)」があります。「立ち食い蕎麦」と「酒処」を併記した珍しい看板を掲げている蕎麦屋です。
この記事では、2026年5月5日(火)にいただいた、当店自慢の「天玉そば」(620円)と「いなり寿司」(100円)のセット(合計720円)を写真とともにお伝えします。営業は朝7時からで、12時からは酒類の販売もある「酒処」併設の珍しい立ち食い蕎麦です。桜海老・玉ねぎ・長ネギで仕立てたサクサクのかき揚げに、汁の熱でやや半熟状態になった玉子。やや甘めの汁と細麺ののどごしが心地よく、シャリがぎっしり詰まった小ぶりのいなりが、しっかり一食分の満足感を持たせてくれました。

🚉 綾瀬駅 改札を出てすぐ、高架下の「稜(かど)」
東京メトロ千代田線とJR常磐線が乗り入れる綾瀬駅。改札を抜けて少し進むと、駅の高架下に「Lieta(リエッタ)」と書かれた水色のゲートがあり、その内側に飲食店や物販店が並ぶ商業施設「M’av 綾瀬リエッタ(マーヴ綾瀬リエッタ)」が広がっています。施設の一番奥、左手の角に静かに佇むのが、今回お邪魔した「立ち食い蕎麦 酒処 稜(かど)」です。改札からは徒歩1分ほど。雨の日でも傘をささずにたどり着ける、駅直結のロケーションです。
📌 「立ち食い蕎麦 酒処 稜」と書かれた立看板

入り口の脇には、木目の地に黒文字で「立ち食い蕎麦 酒処 稜(かど)」と毛筆で書かれた立看板が置かれています。「酒処」の文字に少し驚きましたが、「ここは飲める蕎麦屋なんだな」と入る前から雰囲気が伝わってきます。
📌 紺色の暖簾と「自慢の天玉そば」の旗


正面に回ると、紺色の暖簾と、ブルーのパネルに白文字で大きく描かれた「稜」のロゴが目に入ります。脇には「自慢の天玉そば」と掲示されていました。
🎫 自販機で注文・紙メニューはカウンターに
入り口を入ってすぐ、右手に券売機があります。


支払いは現金のほか、ICカードにも対応しています(PASMOのリーダーが付いていました)。今回は「自慢の天玉そば」(620円)と「いなり寿司」(100円)をセットで選びました。合計720円です。

紙のメニュー表は、店内のカウンターに置かれています。紙のメニューの出番は一杯飲んでいる最中に「次のツマミは何にしよう」「最後の締めの一杯はどれにしよう」と考えるとき。お酒とつまみのメニューも紙の一覧で並んでおり、ゆっくり眺めながら次の一品を選ぶのはいかがでしょうか。
🍜 当店自慢「天玉そば」をいただく
券売機で食券を購入し、カウンターで食券をスタッフさんに手渡します。数分で目の前に運ばれてきました。

茶色く澄んだ汁の上に、大きなかき揚げと、ぷるっとした半熟玉子、刻まれた長ネギがたっぷり乗っています。湯気と、揚げ油と、つゆの香り。看板に偽りなしの、堂々とした一杯です。
このお店のかき揚げは、まず外側のサクサク感がしっかり残っているのが嬉しいところです。汁にすぐ沈めず、まずは端っこをそのままひと口。
具材は、桜海老・玉ねぎ・長ネギの3種類。桜海老の香ばしさが先に立ち、続けて玉ねぎの甘み、最後に長ネギの香りという順番で味が広がります。揚げの厚みも程よく、汁を吸わせて崩しながら食べてもしっかり食感が残っていました。
🥚 汁の熱でやや半熟状態の玉子
玉子は、生玉子を熱い汁の上に落としているタイプ。最初は黄身が完全な生のまま乗っているのですが、汁の熱でじわじわと温まり、食べ始める頃にはちょうど「やや半熟」の状態になります。
箸で黄身を割ると、とろりと汁の中に流れ込み、つゆ全体がまろやかに変わります。かき揚げの油と玉子のコクが合わさって、後半は別物のような味わいになりました。
🍜 細麺ののどごしそば
蕎麦は細麺タイプ。立ち食いそばで太めの麺を出すお店もありますが、ここは細めでツルッとしたのどごしを大事にしている印象でした。
茹で加減はやや柔らかめで、汁とよく絡みます。蕎麦そのものの香りが主役というよりは、汁・かき揚げ・玉子と一緒に食べてちょうど美味しくなる、控えめな麺だと感じました。
🍶 やや甘めの汁、関東風の濃さ
汁は関東風のしっかりした色合いですが、口に運ぶと意外なほど甘めです。出汁の旨みと醤油のコクの後ろに、甘さが残ります。
辛口の汁が苦手な方や、立ち食いそば特有の塩辛さを警戒している方には、むしろ親しみやすい味かもしれません。半熟玉子を溶かしてからは甘みがさらに優しくなり、最後は飲み干したくなる仕上がりでした。
🍣 小ぶりだがシャリぎっしりのいなり寿司

セットでお願いしたいなり寿司は、見た目はやや小ぶり。皿の上に1つ控えめにのっていて、「これだけだと足りないかも」と一瞬思いましたが、手に取った瞬間にずっしり重い。シャリがぎっしり詰まっています。
口に入れると、シャリも油揚げも甘めの味付けでした。
🍺 「酒処」を名乗る、一杯飲める立ち食い蕎麦

「酒処」の二文字に最初は驚きましたが、券売機の右半分は確かに酒類メニューでびっしりです。生ビール(550円)、ハイボール(390円)、焼酎(450円)、本日の地酒、そして「ドリンク酒セット 1000円」など、選択肢は本当に豊富。券売機には「酒類は12時より販売致します」との一文も添えられていました。
つまみ系も天ぷら盛り合わせ(950円)、出し巻玉子(500円)、たぬき玉子(100円)など多彩です。仕事帰りに気軽に一杯立ち寄って、最後は天玉そばで締める。そんな使い方ができる、駅前の蕎麦屋でした。
🍶 店内の様子

カウンターの内側には、揚げたてのかき揚げがトレイに並べられていました。注文が入るとここから1つ取り出され、そばの上にのせられて出てきます。揚げたての温度感がそのまま一杯に乗ってくる、その理由がよく分かる眺めです。


店内はカウンターが中心の、文字通りの「立ち食い」スタイル。L字型のカウンターに沿って、立ったまま食べる構造になっています。背後の壁にもカウンターがあります。
🌶 七味・醤油・割り箸・つまようじはカウンター上に

カウンターの上には、七味、醤油、割り箸、つまようじが共用で置かれています。お好みで七味を一振りすれば、甘めの汁にピリッとアクセントが加わります。
💧 水はウォータークーラーでセルフ

水はカウンター脇のウォータークーラーで、自分で紙コップに注ぐセルフ式です。蕎麦屋さんで水セルフは珍しくないので、戸惑うことはありませんでした。
🚭 店内は禁煙

「禁煙の店」の表示があるとおり、店内は全席禁煙。煙が気にならないので、食事に集中できます。
👥 こんな人におすすめ/少し合わないかもしれない方
💡 おすすめしたい方
- 綾瀬駅で短時間にしっかり食事を済ませたい方
- 甘めの汁が好きな方、塩辛い立ち食いそばが苦手な方
- かき揚げの食感を大事にしたい方
- 仕事帰りに駅前で一杯ひっかけてから帰りたい方
- 朝早く(7時から)暖かいそばを食べたい方
💡 少し合わないかもしれない方
- 蕎麦の香りを前面に立たせた本格手打ちを求めたい方
- 辛口でキリッとした関東風の濃い汁が好きな方
- 椅子席でゆっくり食事を取りたい方(立ち食いがメインのため)
📍 店舗情報・アクセス・営業時間
| 店名 | 立ち食い蕎麦 酒処 稜(かど) |
| 住所 | 東京都足立区綾瀬3-1-16 M’av 綾瀬リエッタ内 |
| アクセス | 綾瀬駅(東京メトロ千代田線・JR常磐線)改札直結/徒歩1分 |
| 営業時間 | 朝7時〜(訪問時はラストオーダー20:20/21:00閉店) ※朝7時開店の出典:メトロショッピングセンター綾瀬(東京メトロ運営)公式店舗紹介ページはこちらから |
| 酒類提供開始 | 12:00〜 |
| 定休日 | なし |
| 支払い | 現金・交通系ICカード(PASMO 等) |
| 喫煙 | 全席禁煙 |
| 席数 | 立ち食いカウンター中心 |

※営業時間は時期や状況で変動する場合があります。最新の情報は店舗にてご確認ください。
※ 本記事の価格は2026年5月5日訪問時のものです。最新の価格は店舗にてご確認ください。

