結論(30秒まとめ)
- 駅そば4店(常盤軒・爽亭・文殊・かのや)のカレーそばを実食比較。4杯で「つゆとカレーの型」がすべて違いました
- 常盤軒(品川駅ホーム)は黒いつゆ×中辛スパイスが調和した一杯、620円
- 爽亭(国分寺駅)は出汁が主役の、あんかけのようなカレーそば、590円
- 文殊(川越駅)はハヤシライスのルーを思わせる甘口・濃厚な一杯で、辛さはほぼなし、580円
- かのや(新宿西口)はカレーライスのルーをそのまま一杯にしたような濃厚でドロッとした中辛、740円
- 辛いのが苦手な方は文殊、出汁を主役にした一杯なら爽亭、スパイスをしっかり感じたいなら常盤軒かかのやが近い味わいです
※味の感じ方は個人の感想です
駅ホームの立ち食いそばや駅前のそば店で、これまでにカレー系のそばを4杯実食しました。品川駅ホームの常盤軒、国分寺駅の爽亭、川越駅ホームの文殊、新宿西口のかのやです。同じ「カレーそば」という括りでも、4杯を並べてみると、つゆとカレーの組み合わせ方がまったく違うことが分かりました。この記事では、価格・つゆの型・具材・辛さを、実際に食べた事実だけで比較します。
カレーそばは店ごとに「型」が違う
4店のカレーそばを食べ比べてみると、黒いつゆにカレーを乗せるタイプ(常盤軒)、出汁を主役にしてその奥にカレーのスパイスを効かせるタイプ(爽亭)、ハヤシライスのルーのような甘口・濃厚タイプ(文殊)、カレーライスのルーをそのまま一杯にしたようなタイプ(かのや)と、4つの型がすべて異なっていました。価格も580円から740円までと幅があります。次の章から、それぞれの実食内容を店ごとに見ていきます。

常盤軒(品川駅ホーム)|黒いつゆ×中辛スパイス

品川駅13・14番線ホーム(総武線快速・横須賀線)の立ち食いそば「そば処 常盤軒26号」で、2026年8月23日にカレーそば620円(そば・うどん同額)をいただきました。カレーライス用のカレーをそのままそばに乗せた構成で、たっぷりのネギの下にカレーが広がり、具にはマッシュルームと、とろとろに溶けた肉が見えます。
ひと口いただくと、常盤軒の黒いつゆとカレーがいい感じに絡んでうまい一杯でした。辛さは中辛ですが辛めで、スパイスがしっかり効いています。そのスパイスがつゆと喧嘩することなく調和していて、絶品でクセになる味わいでした。夏バテ気味で食欲が落ちているときこそ、スパイスの効いたカレーそばが良いかもしれないと感じました。
実は常盤軒は、カレーそばのほかにも特製カレーライス600円やコロッケカレー730円など、カレー系メニューだけで7品を揃えています。JR東日本公式メディア「JREメディア」の人気メニューランキングでも、カレーライスは2位に入っていました(出典:JREメディア「品川駅のホームで食べられる!立ち食い『そば』2店舗をご紹介」)。常盤軒はそば屋であると同時に、カレーの店でもあると感じました。
常盤軒のカレーそばの実食レビューは、以下の記事に詳しくまとめています。
品川駅ホーム『常盤軒』カレーそば620円|黒いつゆ×中辛カレーが絶品でクセになる
爽亭(国分寺駅)|出汁が主役の、あんかけのようなカレーそば

JR国分寺駅の下りホーム上(改札内)にある「爽亭」で、2026年7月25日(土)にそば屋のカレー590円(そばを選択)をいただきました。見た目のとおり、あんかけのようなとろみのあるカレーつゆで、いわゆるカレーライスのカレーをそばつゆで割ったものとは少し違い、とろみのあるつゆが麺にしっかり絡みます。
ひと口飲んで意外だったのは、最初に来るのがカレーではなく出汁だということです。出汁が全面に出てくる味で、その奥にカレーのスパイスを感じる、という順番でした。具は豚肉と長ねぎのシンプルな構成で、辛さは中辛くらい。カウンターに置かれた七味唐辛子を途中で足すと、いい感じの辛さに変わりました。個人的には、夏にぴったりのカレーそばだと感じました。
爽亭は名古屋の「住よし」「憩」と同じ会社が東京で出している駅そばです。この店は以前2026年3月末にも訪ねていますが、かけ400円やそば屋のカレー590円などの定番メニューに値上げはなく、季節メニューが桜えび山菜などから夏の冷しメニュー5種に入れ替わっていました。
爽亭のそば屋のカレーの実食レビューは、以下の記事に詳しくまとめています。
爽亭 国分寺駅「そば屋のカレー」590円実食|出汁が主役の、あんかけのようなカレーそば、七味で化ける【JR下りホームの駅そば】
文殊(川越駅)|ハヤシ風の甘口・濃厚カレーそば

東武東上線・川越駅の下りホーム(池袋駅寄り)にある自家製麺の立ち食いそば「文殊 川越ホーム店」で、2026年5月23日(土)にカレーそば580円といなり130円をいただきました。濃い茶色のカレーが麺をすっかり覆う一杯で、見た目からスパイシーな辛口を想像しましたが、ひと口いただくと印象は大きく変わりました。
味わいは、辛さで押すカレーそばというより、ハヤシライスのルーを思わせる甘口で濃厚なタイプ。とろみのあるカレーが自家製の極細麺によく絡みます。全然辛くないので、辛いものが苦手な方にはとても食べやすい一杯です。具材は小口切りの長ネギと薄くスライスしたにんじんのみで、肉は入っていませんでした。セットのいなり寿司も、油揚げ・シャリともに甘口の味付けでした。
支払いは現金のほか、交通系ICカードやPayPay・au PAY・d払い・楽天ペイといったQRコード決済にも幅広く対応していました。ただし券売機で5千円・1万円札の両替はできない点は、注意しておきたいところです。
文殊のカレーそばの実食レビューは、以下の記事に詳しくまとめています。
川越駅ホームの立ち食いそば『文殊』|甘口で濃厚なカレーそば580円+いなり130円を実食
かのや(新宿西口)|カレーライスのルーそのままの濃厚南蛮そば

JR新宿駅西口から徒歩2分、ヨドバシカメラ新宿西口本店の向かいにあるそば店「かのや」で、2026年5月20日(水)にカレー南蛮そば740円といなり寿司140円をいただきました。運ばれてきて、まず見た目から濃厚です。サラッとしたカレー出汁ではなく、カレーライスのルーのようにドロッととろみのあるタイプで、カレーライスのルーをベースにしているような一杯でした。
具材は豚肉と長ネギ。味はスパイスが効いていて、中辛カレーのような辛さです。ただ辛いだけでなく、スパイスの奥に、そば屋らしい出汁もしっかり効いていました。中辛のスパイスのおかげか、食べ終わるころには軽く汗をかいていました。提供までは約5分ほどで、そば店としては少し待つ印象でした。なお、かのやは立ち食いではなく全席椅子席(テーブル席・カウンター席)で、ゆっくり座って味わえます。セットのいなり寿司は茶色いシャリで、独特の風味とほどよい甘みが、カレーの辛さをやわらげてくれました。
店内の壁には、かのやのこだわりを手書きで記した掲示がありました。そばは五割そば、だしは本枯れ節やサバ節、煮干し、利尻昆布などからとった本格的なもので、化学調味料無添加への配慮も書かれています。米は北陸産コシヒカリの新米、天ぷらは胡麻油で揚げているとのことで、そば屋としては手の込んだ店だと感じました。
かのやのカレー南蛮そばの実食レビューは、以下の記事に詳しくまとめています。
新宿西口「かのや」カレー南蛮そば&いなり寿司 実食レビュー|濃厚ドロッと、夏に効く一杯
4店の横比較表
| 店(駅) | メニュー・価格 | つゆ・カレーの型 | 辛さ | アクセス | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|
| 常盤軒(品川駅ホーム) | カレーそば620円 | 常盤軒の黒いつゆにカレーライス用のカレーを乗せた構成 | 中辛だが辛め、スパイスがしっかり効く | 品川駅13・14番線ホーム上(改札内) | 夏バテ気味でスパイスの効いた一杯を求める方 |
| 爽亭(国分寺駅) | そば屋のカレー590円 | 出汁が主役の、あんかけのようなとろみのカレーつゆ | 中辛(七味でさらに味変可) | 国分寺駅1・2番線下りホーム上(改札内) | 出汁重視の一杯を求める方、七味の味変を楽しみたい方 |
| 文殊(川越駅) | カレーそば580円+いなり130円 | ハヤシライスのルーを思わせる甘口・濃厚なカレー | 辛さはほぼなし | 東武東上線 川越駅 下りホーム(池袋駅寄り) | 辛いのが苦手な方 |
| かのや(新宿西口) | カレー南蛮そば740円+いなり寿司140円 | カレーライスのルーをそのまま一杯にした濃厚でドロッとしたカレー | 中辛(食べ終わる頃には軽く汗ばむ) | JR新宿駅西口から徒歩2分 | 濃厚なカレーが好きな方 |

タイプ別おすすめ
- スパイス重視派:常盤軒・かのや。どちらも中辛でスパイスがしっかり効いていました
- 出汁重視派:爽亭。出汁が全面に出て、その奥にカレーのスパイスを感じる一杯です
- 甘口・辛さ控えめ派:文殊。ハヤシライスのルーを思わせる甘口・濃厚で、全然辛くありません
- 価格重視派:文殊のカレーそば580円が、今回比較した4店の中で最も安い価格でした
よくある質問(FAQ)
Q. 4店の中で一番辛いのは?
A. 私の体感では、辛い順に「常盤軒>かのや>爽亭>文殊」でした。常盤軒は中辛ながらスパイスがしっかり辛め、かのやは食べ終わる頃に軽く汗ばむ辛さ、爽亭は中辛(七味を足すとさらに増します)、文殊は全然辛くない甘口です。ただし、辛さの感じ方には個人差があります。
Q. カレーそばが初めてならどれから食べるべき?
A. 辛さがほぼない文殊が、いちばん試しやすい一杯です。スパイスの効いたタイプを試したい場合は、常盤軒かかのやが近い味わいでした。出汁を主役にした和風のカレーそばを試したい場合は、爽亭が向いています。
Q. 各店の営業時間は?
A. 常盤軒は平日6:30〜23:30/土曜6:30〜22:30/日祝6:30〜22:30です。爽亭は平日7:00〜22:00/土日祝7:00〜20:00(ラストオーダー19:45)です。文殊は平日6:00〜23:00/土・日・祝7:00〜21:00です。かのやは月〜金7:00〜23:00/土・祝9:00〜23:00で、定休日は日曜日です。いずれも各記事の取材時点の情報のため、最新の営業時間は店舗でご確認ください。
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