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防災食というと、アルファ米やパン、ようかんといった「主食」や「おやつ」を先にそろえがちです。では、災害のときの「おかず」はどうするのか。その答えとして買ってみたのが、杉田エースの長期保存食シリーズ IZAMESHI Deli(イザメシデリ)の「トロトロねぎの塩麹チキン」です。今回は、停電や断水で温められない場面を想定して、あえて温めずに常温のまま食べました。この記事では、なぜおかずの保存食まで備える必要があるのかという話から、常温で食べた正直な感想、公式サイトに書かれた栄養成分や原材料、防災食以外の使いどころまで、実食と公式の記載にもとづいて事実ベースでまとめます。
🍗 結論(30秒まとめ)
- IZAMESHI Deli「トロトロねぎの塩麹チキン」は、公式表記で製造日より3年保存できるレトルトのおかず(1袋150g)
- 公式サイトのとおり封を切ってそのまま食べられる。今回は温めずに常温で食べた
- 冷めても美味しい。常温のままで十分おかずになった
- ネギはトロトロで美味しく、鶏肉は柔らかくて味が染みている
- 味は和風だし。塩加減はちょうど良かったが、人によっては塩分が濃いと感じるかもしれない
- 1袋あたり188kcal・たんぱく質17.1g・食塩相当量1.9g(公式サイトの栄養成分表)
- 災害時に不足しがちな「たんぱく質のおかず」を火も水も使わず食べられる。防災食としてOK、私はおすすめします
※味の感じ方は個人の感想です。価格は本文中に記載した確認日時点のものです。

「おかず」の保存食は、まず1袋から。楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングで買えます。
🚨 そもそも、なぜ「おかずの保存食」をストックする必要があるのか
水と主食を先にそろえるのは自然な順番です。ただ、農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」を読むと、おかずまで備える理由がはっきりします。理由は3つあります。
理由1:災害直後の食事は「炭水化物ばかり」になりがち
農林水産省のストックガイドには「災害直後は炭水化物ばかりになりがち」という見出しがあり、エネルギー源となる炭水化物は重要である一方、栄養バランスを考慮しないと体調不良や病気になる可能性があると書かれています。同じページでは、不足しがちなたんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維などを摂取できるようバランス良く備えることを勧め、「主菜」として肉や魚・大豆製品・卵などのたんぱく質を多く含む食事のメインになるおかずを挙げ、その具体例に缶詰と並んでレトルト食品を挙げています。パンとようかんを先にそろえた私の備蓄は、まさに「炭水化物ばかり」でした。
理由2:火も水も使わず、封を切ってそのまま食べられる
おかずを備えるなら、調理なしで食べられることが条件です。トロトロねぎの塩麹チキンは、公式サイトに「封を切ってそのままお召し上がりいただけます」と明記されています。停電でレンジが使えず、カセットコンロも湯も用意できない状況でも、袋を開けて皿に出すだけで、たんぱく質17.1gのおかずが1品できあがります。今回の実食で、私はこの「温めない」条件をそのまま試しました。
理由3:家庭備蓄は「できれば1週間分」。主食だけでは食事にならない
同じストックガイドの「簡単!ローリングストック」のページでは、家庭の食品備蓄は「できれば1週間分」とされています。1週間、主食だけを食べ続ける場面を想像すると、「ご飯とおかず」という普段の形に近い食事があるかどうかで、気持ちの持ちようがまったく違うと私は思います。パックご飯やアルファ米と、この塩麹チキンのようなおかずを1袋ずつ組み合わせておけば、災害の夜にも「ちゃんとした1食」が用意できます。

🍱 「IZAMESHI Deli トロトロねぎの塩麹チキン」とは
IZAMESHI(イザメシ)は、杉田エース株式会社が展開する長期保存食のシリーズです。ご飯や麺、おかず、お菓子までそろっていて、「Deli」はそのなかのおかず・スープのラインです。トロトロねぎの塩麹チキンについて、公式サイトの商品ページは「塩麹につけこんだやわらかグリルチキン」と紹介し、「うまみたっぷりのグリルチキンと存在感のあるトロトロ長ねぎを、塩麹でさっぱりとしたおいしさに仕上げました」と説明しています。
パッケージの表面には「150g」「188kcal」「長期保存」と、「いつでもおいしい!どこでもおいしい!」の一文が印刷されています。賞味期限は公式表記で製造日より3年、袋のサイズは幅160mm・奥行41mm・高さ160mmで、防災バッグにも立てて収まる薄さです。
なお、雑誌LDKのウェブ版(360LiFE)が2026年3月に公開した「非常食のおすすめランキング38選」では、この商品はおかず部門でA評価(総合4.25点)となっています。

📦 開けてみた
袋はレトルトパウチで、切り口から手で開けられます。今回は災害時を想定して温めず、そのまま皿に出しました。中身は角切りの鶏肉と、長めに切った長ねぎ、そして煮汁です。パッケージの写真では鶏肉に焼き色がついていますが、実物も鶏肉のかたまりがゴロゴロと入っていて、ねぎはトロトロに煮えています。
公式サイトの備考には「鶏肉由来の脂肪分が固まっている場合がございますが、温めると溶けますので品質上問題ございません」「鶏肉にすじが残っている場合がございます」「表面に黒いコゲがつくことがありますが、品質上問題ございません」と書かれています。常温で食べる場合は脂が固まったままのことがある、と知っておくと安心です。

😋 実食レビュー|温めずに常温で食べたら、どうだったか
この商品の実食記事はいくつかありますが、私が読んだ範囲では、どれも湯せんや電子レンジで温めて食べています。災害時に本当に知りたいのは「温められないとき、どうなのか」です。そこで私は、温めずに常温のまま食べました。
結果から言うと、冷めていても美味しい。パッケージの「いつでもおいしい!どこでもおいしい!」は、そのとおりでした。
まず、ねぎ。商品名のとおりトロトロで、美味しいです。鶏肉は柔らかく、味がしっかり染みています。味付けは和風だしで、塩加減は私にはちょうど良く、常温のまま最後まで美味しく食べられました。

ひとつ、正直に書いておきます。私にはちょうど良い塩加減でしたが、人によっては塩分が濃いと感じるかもしれません。公式サイトの栄養成分表では1袋の食塩相当量は1.9gです。ご飯と一緒に食べるおかずとしては自然な塩分ですが、単品で食べるときや、塩分を控えている方は、この数字を頭に入れておくとよいと思います。
総合すると、温めなくてもきちんと「おかず」として成立していて、防災食として食べても十分OK、という結論です。温められる状況なら、公式備考にあるとおり脂が溶けて、さらに食べやすくなるはずです。

📋 保存性と栄養|3年保存・188kcal・たんぱく質17.1g
公式サイトに掲載されている栄養成分表(1食150gあたり)と原材料は次のとおりです。
| 項目 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| 賞味期限 | 3年(製造日より) |
| 内容量 | 150g |
| エネルギー | 188kcal |
| たんぱく質 | 17.1g |
| 脂質 | 11.8g |
| 炭水化物 | 4.5g |
| 食塩相当量 | 1.9g |
| アレルギー | 一部にごま・鶏肉・豚肉を含む |
| 単品サイズ | W160×D41×H160mm |
原材料名は、鶏肉(タイ産、国産)、ねぎ、顆粒調味料(食塩、チキンエキスパウダー、コーンスターチ、砂糖、酵母エキスパウダー、ポークエキスパウダー、野菜エキスパウダー、香辛料)、ごま油、液体塩こうじ(米こうじ、食塩)です。実食で「和風だし」と感じた味は、チキンエキスや野菜エキス、塩こうじの組み合わせから来ているのだと、原材料を見て納得しました。
たんぱく質17.1gという数字は、おかずの保存食として見るとかなり優秀です。ひだまりパンやようかんは炭水化物が中心なので、1食にこの1袋を足すだけで、農林水産省が「不足しがち」と指摘するたんぱく質を補えます。炭水化物が4.5gと少ないので、主食と組み合わせる前提のおかずだと考えるのが自然です。なお、販売ページやレビュー記事には212kcalなど別の数値が書かれたものもありますが、この記事は公式サイトと手元のパッケージに印刷された188kcalで書いています。
✅ トロトロねぎの塩麹チキンを備えるメリット5つ
- 温めなくても美味しく食べられる。常温で実食して、味も食感も満足できた。停電・断水時にそのまま「おかず」になる
- たんぱく質17.1gを1袋で補える。炭水化物に偏りがちな災害時の食事に、主菜を1品足せる
- 3年保存で、ローリングストックに向く。1年に1袋食べて買い足す回し方で無理なく続く
- 和風だしの味で、飽きにくい。濃いソース系ではないので、朝でも夜でも食べられる味
- パックご飯やアルファ米と組めば「ちゃんとした1食」になる。薄型パウチで防災バッグに立てて収まる

🏕️ 保存食だけじゃない、塩麹チキンの使いどころ
「温めなくても美味しい」「封を切るだけ」「3年もつ」という特徴は、防災以外の場面でこそ活きると私は思います。実際に試した常温での味をもとに、向いていると考える使いどころを挙げます。
キャンプ・登山のおつまみに
火を使わずに、鶏肉と長ねぎのおかずが1品出せる。これはキャンプの設営直後や、登山の休憩で重宝するはずです。1袋150gで薄型、常温保存なのでクーラーボックスも不要です。味は和風だしで塩気があるので、缶ビールやハイボールのつまみとしても向いています。温められる環境なら、湯せんで温めれば脂が溶けて、さらに食べやすくなります。

残業帰りの「もう1品」に
遅く帰った夜、ご飯は炊いてあるけれど、おかずを作る気力がない。そんな日に袋を開けるだけで鶏肉のおかずが1品加わります。3年保存なので、キッチンの棚に数袋置いておいても賞味期限に追われません。
晩酌のつまみに
和風だしの鶏肉とトロトロのねぎは、酒のつまみとしても成立する味です。私はウイスキーをよく飲むので、ハイボールのつまみにも向くと思います。ウイスキーの実飲記事は記事末尾の「あわせて読みたい」からどうぞ。

ひとり暮らし・単身赴任の常備おかずに
冷蔵庫に入れなくてよい、開けたらすぐ食べられる、たんぱく質がとれる。ひとり暮らしの常備おかずとして必要な条件がそろっています。防災用に買った袋を普段の食事で1つずつ食べ、食べた分を買い足せば、それがそのままローリングストックになります。
🗄️ 家庭備蓄とローリングストック|「主食+おかず」で考える
農林水産省のストックガイドが勧める「ローリングストック」は、普段の食品を少し多めに買い置きし、古いものから食べて、食べた分を買い足す方法です。この記事では、防災食の備蓄を「主食」「おかず」「おやつ」の3つの枠で整理します。主食はひだまりパンやパックご飯、おやつはようかん、そしておかずがこの塩麹チキンです。
組み合わせの例を挙げると、朝はひだまりパン1袋、昼はパックご飯と塩麹チキン、間食にようかん1本、といった具合です。おかずが1袋あるだけで、「非常食を食べている」感覚から「いつもの食事に近い」感覚へ変わります。1週間分を一度にそろえる必要はなく、まずは家族の人数分のおかずを1袋ずつ足すところから始めるのが現実的だと思います。
🆚 私が食べた防災食のなかでの位置づけ
当ブログで実食した防災食と、公式表記の数値を並べます。役割が違うので優劣ではなく、「どの枠を埋める商品か」の整理です。
| 商品 | 枠 | 保存(公式) | エネルギー | たんぱく質 | 調理 |
|---|---|---|---|---|---|
| IZAMESHI Deli トロトロねぎの塩麹チキン | おかず | 3年 | 188kcal/150g | 17.1g | そのまま |
| 尾西のひだまりパン(メープル・チョコ・プレーン) | 主食 | 5年 | 1袋あたり(各記事参照) | 各記事参照 | そのまま |
| 井村屋 えいようかん | おやつ | 5年6か月 | 171kcal/1本 | 1.9g | そのまま |
| その場deおやつ ようかん | おやつ | 7年 | 139kcal/1本 | 1.8g | そのまま |
こうして並べると、たんぱく質を担えるのは塩麹チキンだけです。主食とおやつを先にそろえた方こそ、次に足すべきはおかずの保存食だと分かります。
❓ よくある質問
Q. 温めないで食べられますか?
A. 公式サイトに「封を切ってそのままお召し上がりいただけます」とあります。私も温めずに常温で食べましたが、美味しく食べられました。
Q. 賞味期限はどのくらいですか?
A. 公式表記で製造日より3年です。購入時点で残りの期間は短くなるので、届いたら袋の印字を確認して、食べる目安の月を決めておくと管理しやすいです。
Q. カロリーと塩分は?
A. 公式サイトの栄養成分表で、1袋150gあたりエネルギー188kcal、食塩相当量1.9gです。塩加減は私にはちょうど良く感じましたが、濃いと感じる方もいると思います。
Q. アレルギー表示は?
A. 原材料名に「一部にごま・鶏肉・豚肉を含む」と記載されています。購入前に公式サイトや袋の表示をご確認ください。
Q. 子どもでも食べられますか?
A. 味は和風だしで辛味はありません。塩分は1袋1.9gなので、小さなお子さんには分けて出すなど、量で調整するのがよいと思います。
Q. 袋の中で脂が白く固まっているのですが?
A. 公式サイトの備考に「鶏肉由来の脂肪分が固まっている場合がございますが、温めると溶けますので品質上問題ございません」と記載されています。
🛒 購入について
楽天市場では、2026年9月6日時点で1袋638円(税込・送料別)の店舗がありました。単品だと送料の割合が大きいので、IZAMESHIの他の商品と一緒に送料無料ラインまでまとめて買うか、3個・6個のセットを選ぶのが現実的です。Amazonは同日時点でAmazon.co.jpの直販ではなく出品者からの販売で、最安は1袋780円・送料無料でしたが、その出品者の記載では賞味期限が2027年11月となっていました。3年の保存期間をなるべく長く使いたい方は、注文前に賞味期限の記載を確認してください。まずは1袋を食べて味を確かめ、口に合えば家族の人数分を防災バッグに、余った分をキッチンの棚に置く。私はこの順番をおすすめします。

✍️ まとめ
IZAMESHI Deli「トロトロねぎの塩麹チキン」は、温めずに常温で食べても美味しい、和風だしの鶏肉のおかずでした。ねぎはトロトロ、鶏肉は柔らかく味が染みていて、塩加減は私にはちょうど良い。人によっては塩分が濃いと感じるかもしれませんが、防災食として食べるには十分な味です。
農林水産省が指摘するとおり、災害直後の食事は炭水化物ばかりになりがちです。3年保存で、封を切るだけでたんぱく質17.1gのおかずになるこの1袋は、主食とおやつをそろえた次の一手として、防災バッグに入れておく価値があると私は思います。キャンプのつまみや残業帰りの一品にもなるので、まずは1袋、試してみてください。
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