JR国分寺駅の下りホームに、ちょっと気になる駅そば屋さんがあります。「爽亭(そうてい)」です。
実はこのお店、名古屋駅のホームで行列ができる「きしめん住よし」と同じ会社(ジャパン・トラベル・サーヴィス)が運営しています。名古屋で駅ホームの味を守り続けてきた会社の、東京での一杯です。
ここには国分寺店でしか食べられない限定メニューがあります。その名も「辛味ねぎチャーシューそば」。ラー油・鷹の爪・長ネギの辛さが三重に重なりながらも見事に調和した、やみつきになる一杯です。
2026年3月28日(土)に実際に食べてきたので、味の感想やお店の情報を詳しくまとめました。
JR国分寺駅の下りホームにある駅そば「爽亭」

JR国分寺駅の1・2番線(下り)ホームに「爽亭」はあります。青い壁に白い文字で「そば うどん 爽亭」と書かれた看板が目印です。ホームに降りれば、すぐに見つかります。

住よし・憩と同じ会社が東京で出すそば
爽亭を運営しているのは、株式会社ジャパン・トラベル・サーヴィスです。名古屋駅のホームで有名な「きしめん住よし」や、味噌煮込みが人気の「憩(いこい)」と同じ会社です。
住よしは新幹線の乗り換え前に立ち寄る人も多い、あの行列のできるきしめん屋さん。憩はみそきしめんが食べられる姉妹店です。この2つの味を支えている会社が、東京の駅でそば・うどんを提供しています。
名古屋の住よし・憩については、こちらの記事で詳しく書いています。
国分寺店だけの限定メニューがある

爽亭は池袋駅や上野駅など複数の駅に店舗がありますが、国分寺店には他の店舗では食べられない限定メニューがあります。
それが「辛味ねぎチャーシューそば(600円)」です。
入口横に貼られたポスターにも「国分寺店 限定メニュー」と大きく書かれていて、お店の推しメニューであることがひと目でわかります。そばとうどんのどちらでも注文できます。
辛味ねぎチャーシューそばを食べてみた

券売機で食券を買い、カウンターに出すと、ほんの数分で出てきました。
まず見た目のインパクトに驚きます。丼の中は赤みがかったつゆで満たされていて、その上に刻んだチャーシューとシャキシャキの白い長ネギがたっぷりと盛られています。さらにラー油と刻んだ鷹の爪が散りばめられていて、見るからに辛そうです。
駅そばでこの迫力は、なかなかお目にかかれません。
三種類の辛さが喧嘩せずに調和している
この一杯には、3つの異なる辛さが入っています。
まず、ラー油のじんわりとした油の辛さ。次に、刻んだ鷹の爪のピリッと舌を刺す辛さ。そして、長ネギのシャキシャキとした清涼感のある辛さです。
それぞれがしっかりと主張しているのに、喧嘩をしていません。3つの辛さが重なり合って、まるで三重奏のように調和しています。
正直に言うと、一口目は辛さでむせてしまいました。油断していたというのもありますが、思っていた以上にしっかり辛いです。
でも、変な辛さではないんです。後味にいやな刺激が残らず、むしろ清々しい。食べ進めるほどに「もう一口」と箸が止まらなくなります。これは本当にやみつきになる辛さです。
甘めのだしとベーコンの油が辛さを包む
つゆは少し甘めに仕上がっています。同じジャパン・トラベル・サーヴィスが運営する名古屋駅の住よしとはまた違う味わいです。
この甘めのだしが、辛さとぴったりマッチしています。辛いだけだと単調になりがちですが、だしの甘さがしっかりと辛さを受け止めてくれるので、味に奥行きが生まれています。
さらに驚いたのが、刻んだベーコンが入っていること。駅そばにベーコンというのは意外な組み合わせですが、これが絶妙なんです。ベーコンから溶け出す油が辛いつゆに混ざり合い、コクが一段と増します。辛さ・甘さ・脂のうまみが三位一体となって、最後の一滴まで飲み干したくなるつゆに仕上がっています。
ラー油・鷹の爪・長ネギの辛さ。甘めのだし。ベーコンの油。すべてがバランスよく調和していて、一言で表すなら「完璧」です。
もちもち食感のそばが辛いつゆによく合う
そばは、ややもちもちとした食感のタイプです。駅そばらしいしっかりとした麺で、辛いつゆとの相性がいい。つゆがしっかり麺に絡むので、すするたびに辛さと旨味が口いっぱいに広がります。
夢中で食べていたら、あっという間に完食してしまいました。
爽亭 国分寺店のメニューと価格

辛味ねぎチャーシューそば以外にも、メニューは豊富です。すべてのメニューで、そばかうどんを選べます。
国分寺店限定メニュー
辛味ねぎチャーシュー(そば・うどん)は600円(税込)です。このメニューは他の爽亭の店舗では食べられません。国分寺店を訪れたら、ぜひ試してほしい一品です。
定番メニューの価格一覧

かけ 400円、たぬき 460円、月見 460円、わかめ 460円、きつね 490円、コロッケ 530円、かき揚げ天 560円、ごぼう天 560円、春菊天 570円、イカ天 570円、そば屋のカレー 590円、豚肉生姜 600円、桜えび山菜 600円、あさり 620円、かき揚げ天玉 640円です。
朝のお得メニュー「朝得」は440円で食べられます。ごはんものとして深川めし(240円)や深川めしセット(600〜620円)もあります。
トッピングも充実しています。かき揚げ天 180円、ごぼう天 180円、春菊天 190円、イカ天 190円、コロッケ 150円、麺大盛 150円、わかめ 80円、生たまご 80円です。
※ 価格は2025年12月1日の改定後のもの(税込)です。
お店の利用方法
券売機で食券を購入する(交通系IC対応)

お店に入ると、正面に券売機があります。メニューの写真が付いたボタンが並んでいるので、初めてでも迷いません。

現金のほか、交通系ICカードが使えます。Suica、PASMO、toica、ICOCA、SUGOCA、nimocaに対応しています。ホームのお店なので、改札で使ったICカードでそのまま食券が買えるのは便利です。
食券をカウンターに出すと、数分で料理が出てきます。駅そばならではの回転の速さです。
店内の様子(禁煙・水セルフサービス)

店内は立ち食いカウンターのスタイルです。5人ほどが並べるくらいのスペースです。店内は禁煙です。
お水はセルフサービスです。青い給水機が設置されているので、自分でコップに注ぎます。

カウンターには割り箸、七味、紙のふきんが置いてあります。七味をお好みで追加することもできます。
こぢんまりとしたお店ですが、清潔感があって、一人でもふらっと入りやすい雰囲気です。電車の待ち時間にさっと立ち寄って、温かいそばを食べて、またホームに戻る。そんな使い方ができるのが駅そばのいいところです。
営業時間・アクセス情報
営業時間(4月1日から変更あり)

2026年4月1日から営業時間が以下のとおり変更になります。
- 平日:7:00〜22:00
- 土日祝:7:00〜20:00(ラストオーダー 19:45)
朝7時から営業しているので、通勤・通学前の朝ごはんにもぴったりです。朝得メニュー(440円)を狙うのもいいかもしれません。
アクセス・店舗情報

- 店名:爽亭 国分寺店
- 住所:東京都国分寺市本町2-1-23(JR国分寺駅 1・2番線 下りホーム上)
- 電話:042-324-9898
- 支払い:現金、交通系ICカード(Suica・PASMO等)
- 席:立ち食いカウンター
- 禁煙
- 運営:株式会社ジャパン・トラベル・サーヴィス
ホーム上にあるお店なので、JR国分寺駅の改札内からのみアクセスできます。中央線の下り(立川・八王子方面)ホームの中ほどにあります。上りホーム(東京方面)側にはないのでご注意ください。
辛いもの好きにおすすめしたい駅そば

こんな人におすすめ
辛いものが好きな人には、ぜひ一度食べてみてほしい一杯です。一口目は少しむせるかもしれませんが、変な辛さではありません。ラー油・鷹の爪・長ネギの三重の辛さが甘めのだしに包まれて、食べ進めるほどにやみつきになります。
600円というお手頃な価格で、駅のホームでさっと食べられる手軽さも魅力です。国分寺駅を利用する機会があれば、ぜひ下りホームの爽亭に立ち寄ってみてください。
名古屋駅の住よし・憩ファンにも食べてほしい
爽亭と名古屋駅の「きしめん住よし」「憩(いこい)」は、同じジャパン・トラベル・サーヴィスが運営する姉妹店です。住よしのきしめんや、憩の味噌きしめんが好きな方なら、爽亭のそばもきっと気に入るはずです。
名古屋と東京、それぞれの駅ホームで愛されている味を食べ比べてみるのも面白いかもしれません。
名古屋駅の住よし・憩についてはこちらの記事にまとめています。



