最終更新:2026年9月25日(実際に食べた6品を掲載。新しく食べた防災食は、この記事に追記していきます)
いろいろと地震があるので、防災食を買い始めました。まずはお試しに、気になった6品を1つずつ買って、実際に食べてみています。この記事は、その6品を1本にまとめたものです。正直に書くと、まだ「何日分をストック」という段階ではなく、買ったものは台所に置いて、食べながら次に何を備えるかを決めているところです。
味の感想はすべて実際に食べたときのもので、保存期間・内容量・カロリーは実物のラベルと公式表記、価格は私が買ったときの金額(イザメシは楽天市場で確認した金額)です。各商品の詳しいレビュー(開封の様子・ラベルの写真・栄養成分)は、それぞれの記事に載せています。
結論:実際に食べて「普段のおやつやおかずとしても食べたい」と感じた防災食は、その場deおやつ ようかん(7年保存)、井村屋 えいようかん(5年6か月保存)、尾西のひだまりパン メープル・チョコ・プレーン(約5年保存)、イザメシ トロトロねぎの塩麹チキン(3年保存)の6品です。まず1つ買うならその場deおやつ ようかん。美味しくて、おやつにもなって、いつでもどこでも食べられるからです。
※味の感じ方は個人の感想です。価格は購入・確認時(2026年7〜9月)のもので、変わることがあります。
防災食の選び方:3つの条件
6品を食べてみて、「これなら備えても無駄にならない」と思えたものには共通点がありました。次の3つです。
1. 水も火も使わず、封を開けてそのまま食べられる
停電や断水を想定すると、袋や箱を開けてすぐ食べられることが第一です。今回の6品はすべて、水・火・温めが要りません。イザメシの塩麹チキンは、公式に「鶏肉由来の脂肪分が固まっている場合があるが、温めると溶ける」とありますが、私は温めずに食べても美味しく、おかずとして成立していました。
2. 保存期間が3年以上ある
保存期間が短いと買い替えの手間が増えます。6品の保存期間(公式表記)は、イザメシが製造日より3年、ひだまりパン3種が常温で約5年(実物の賞味期限は2031年9月)、えいようかんが製造より5年6か月(賞味期限2031年11月)、その場deおやつ ようかんが製造から7年(賞味期限2033年2月12日)でした。
3. 普段のおやつ・おかずとして美味しい
備蓄は「食べながら買い足す」のが続けるコツで、えいようかんの箱の内ぶたにも「ローリングストック」として同じ考え方が印刷されています。非常時だけの味ではなく、普段に食べても美味しいものを選ぶと、賞味期限切れで捨てることが減ります。今回の6品は、どれも「保存食だから味は二の次」という印象が食べてみて消えました。
6品の比較表
| 商品 | 種類 | 保存期間(公式) | 実物の賞味期限 | 内容量 | 1個のエネルギー | 購入価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| その場deおやつ ようかん | ようかん | 製造から7年 | 2033年2月12日 | 50g×10本 | 139kcal | 2,510円(10本) |
| 井村屋 えいようかん | ようかん | 製造より5年6か月 | 2031年11月 | 60g×5本 | 171kcal | 637円(5本) |
| 尾西のひだまりパン メープル | 菓子パン | 常温で約5年 | 2031年9月 | 70g | 251kcal | 各記事参照 |
| 尾西のひだまりパン チョコ | 菓子パン | 常温で約5年 | 2031年9月 | 70g | 251kcal | 各記事参照 |
| 尾西のひだまりパン プレーン | 菓子パン | 常温で約5年 | 2031年9月 | 70g | 257kcal | 各記事参照 |
| イザメシ トロトロねぎの塩麹チキン | おかず(レトルト) | 製造日より3年 | — | 150g | 188kcal | 638円(楽天・9/6確認) |
※保存期間と賞味期限はラベル・公式表記、エネルギーは栄養成分表示から。ひだまりパンの価格は各記事の購入時の記載をご覧ください。
お試しで食べて分かった、これから備えるならこの組み合わせ
わが家はまだ「お試しで1つずつ買って食べた」段階で、ストックはこれからです。買ったものは台所に置いています。ここでは、6品を食べた結果から「これから備えるならこう組む」と考えた組み合わせを書きます。
- 主食+おやつを最小で:ひだまりパン(1個で満腹感あり)+ようかん(1本で満足感あり)。どちらも常温で開けてすぐ食べられます。
- おかずが欲しい:イザメシ 塩麹チキン(温めずに食べられる、たんぱく質17.1g)+ひだまりパン。パックご飯やアルファ米と組めば「ちゃんとした1食」になります。
- 子どもと一緒に:ひだまりパン チョコ・メープル。甘さがあって食べやすく、チョコは甘さ控えめで子どもには受けが良いかもしれません。
- 長く置いておきたい:その場deおやつ ようかん(7年保存)。買い替えの回数が少なくて済みます。
置き場所は台所です。えいようかんの箱に「ローリングストック」の案内があるとおり、1年に1つ食べて買い足す回し方なら、台所に置いたまま無理なく続けられそうだと感じています。
実際に食べた防災食6品
1位から順に紹介します。順位は「まず1つ買うなら」という私の基準です。役割(主食・おやつ・おかず)が違うので、優劣ではなく「どの枠を埋める商品か」で読んでください。
1. その場deおやつ ようかん(7年保存)

エス・アイ・オー・ジャパンの本煉ようかん。公式表記で製造から7年保存でき、実物ラベルの賞味期限は2033年2月12日でした(購入時点から約6年半)。1本50g×10本入りで、1本139kcal・食塩相当量0g、原材料は砂糖・小豆・寒天・水あめの4つだけです。私の購入時は10本で2,510円(1本あたり251円)でした。

箱を開けると、1本ずつ銀色の袋に個包装された状態で10本入っています。個包装には「あけくち」の表記があり、端から開けると道具を使わずに袋を開けられます。慌ただしい状況でも手順に迷わず食べ始められる作りです。

食べてみると、食べごたえがあり、1本で満足感が得られました。気持ち甘さが控えめで、長期保存できる非常食にありがちな「保存食感」がなく、普通に美味しいようかんです。いつものおやつとして食べられます。私が「まず1つ買うなら」と選ぶのはこれで、理由は美味しくて、おやつとしてもいけて、いつでもどこでも食べられるからです。
向く人:帰宅困難のときに水も火も要らないおやつとして/通勤カバンに1本/登山・アウトドアの行動食/家族の備蓄(アレルギー表示欄なし・公式は「アレルギーフリー」と説明)。
2. 井村屋 えいようかん(5年6か月保存)

井村屋の煉ようかん。公式表記で製造より5年6か月保存でき、実物ラベルの賞味期限は2031年11月でした(購入した2026年7月から約5年3か月)。1本60g×5本入りで、1本171kcal。原材料は砂糖・生あん(小豆)・水あめ・寒天で、特定原材料等不使用と箱に明記されています。5本入り637円(1本あたり約127円)で買いました。

箱には点字とホログラム、災害用伝言ダイヤル171の案内があり、内ぶたには「ローリングストックとは」の説明が印刷されています。防災用に作られた箱だと開けた瞬間に分かります。

食べてみると、小豆の味が濃く、しっかり甘い。1本で満足感があります。同じ時期に食べたその場deおやつ ようかんと食べ比べると、えいようかんのほうが甘みがあって味が濃く、その場deおやつは甘さ控えめでした。甘いものでしっかり元気を出したいならえいようかん、控えめな甘さが好みならその場deおやつ、という選び方になります。
向く人:家族の備蓄と普段のおやつに(1本127円と手に取りやすい)/アレルギーが気になる家庭(特定原材料等不使用)/甘いもので元気を出したいとき。
3. 尾西のひだまりパン メープル(約5年保存)

尾西食品の長期保存パン。常温で約5年保存でき、実物ラベルの賞味期限は2031年9月でした。1個70gで251kcal。パッケージの中には脱酸素剤が入っているので、開封時にパン本体と分けて取り除きます。原材料にはパネトーネ種粉末や酵母が使われていて、公式サイトでは長期保存を可能にする要素として説明されています。

見た目は軽そうですが、持つと少しずっしりしています。封を開けてすぐ食べられる状態で、温めや調理は不要です。食べてみると、食感はふんわり・もっちりで、噛むとメープルの甘さが口に広がります。味はスーパーの菓子パンと遜色なく、「防災食のパンは美味しくなさそう」というイメージが変わりました。

70gはコンビニの小ぶりな菓子パン1個分に近いボリュームですが、1個で充分な満腹感がありました。一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含みます。
向く人:防災備蓄はもちろん、登山やキャンプの携行食に/甘いパンが好きな人/1個で満腹感が欲しい人。
4. 尾西のひだまりパン チョコ(約5年保存)

メープルと同じ尾西の長期保存パンのチョコ味。常温で約5年保存、賞味期限は2031年9月、1個70gで251kcal。パッケージには「長期保存なのにしっとり食感」の表示があります。こちらも中に脱酸素剤が入っています。

食べてみると、上品なチョコの風味で、甘さは控えめ。甘すぎるお菓子が苦手な人にも食べやすい味です。食感はふんわり・もっちりで、常温で長期保存できるパンとは思えませんでした。1つで充分な満腹感があります。

甘さ控えめで上品な味わいなので、子どもには受けが良いかもしれません。備蓄品は大人目線で選びがちですが、家族で食べるなら「子どもが食べやすい甘さか」という視点も参考になります。
向く人:子どものいる家庭/甘さ控えめが好みの人/家族で分け合う備蓄に。
5. 尾西のひだまりパン プレーン(約5年保存)

3種類の中で一番シンプルなプレーン。常温で約5年保存、賞味期限は2031年9月、1個70gで257kcal。3種の熱量はほぼ同じで、味わいだけが違います。

食べてみると、甘くて美味しい。万人受けしそうな味で、朝食にピッタリだと感じました。食感はふんわり・もっちりで、普段の朝食として食べても違和感のないおいしさです。1つで充分な満腹感が得られ、朝食1食分としてもちょうど良いボリュームです。

3種のどれを備えるか迷ったら、まずプレーンを試すのがおすすめです。万人受けしそうな味なので、家族で分け合って食べる備蓄品としても向いています。
向く人:朝食用の備蓄/家族での備え/迷ったらまずこれ。
6. イザメシ トロトロねぎの塩麹チキン(3年保存)

杉田エースの「IZAMESHI Deli」のレトルトおかず。公式表記で製造日より3年保存、1袋150gで188kcal、たんぱく質17.1g。封を切ってそのまま食べられます。楽天市場では1袋638円(送料別)の店舗がありました(2026年9月6日確認)。6品の中で唯一の「おかず」です。

この商品の実食記事はいくつかありますが、私が読んだ範囲ではどれも温めて食べています。災害時に本当に知りたいのは「温められないとき、どうなのか」なので、私は温めずに常温のまま食べました。結果は、冷めていても美味しい。ねぎは商品名のとおりトロトロで、鶏肉は柔らかく味がしっかり染みています。和風だしの味付けで、塩加減は私にはちょうど良く、最後まで美味しく食べられました。

温めなくてもきちんと「おかず」として成立していました。炭水化物に偏りがちな災害時の食事に主菜を1品足せるのが、パンやようかんにはない役割です。薄型パウチなので防災バッグに立てて収まります。
向く人:パンやようかんだけでは足りない「おかず」を備えたい人/たんぱく質を補いたい人/濃いソース系が苦手で和風だしの味が好きな人。
用途別の組み合わせ
| 用途 | 組み合わせ | 理由 |
|---|---|---|
| 最小限で主食とおやつを | ひだまりパン+ようかん | パンは1個で満腹感、ようかんは1本で満足感。どちらも開けてすぐ食べられる |
| おかずも欲しい | イザメシ 塩麹チキン+ひだまりパン | 温めずに食べられるおかずで、パンと合わせて食事になる |
| 子どもと一緒に | ひだまりパン チョコ・メープル | 甘さがあって食べやすい。チョコは甘さ控えめ |
| 長く置いておきたい | その場deおやつ ようかん | 7年保存で、買い替えの回数が少ない |
| 非常持ち出し袋に | その場deおやつ ようかん+イザメシ | ようかんは軽い個包装、イザメシは薄型パウチで立てて収まる |
まとめ
防災食は「そのまま食べられる」「3年以上もつ」「普段も美味しい」の3条件で選ぶと、備えが続きます。お試しで6品を食べた私の結論は、まず1つならその場deおやつ ようかん。そこにパン(ひだまりパン)とおかず(イザメシ)を家族の好みで足していけば、台所に置いたまま食べながら買い足す備え方ができそうです。各記事には、開封の様子・ラベルの写真・栄養成分を載せています。


